おはようございます。
乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真の”グローバル脳”と”ココロ力”を育てる専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
昨日は男の子、女の子に関わらず、その子に合った子育てをしていくことが大切だとお伝えしました。
過去記事:「幼児教育者が検証!男の子と女の子は本当に育て方が全然ちがうのか?」
では、子育てにおいて、男の子でも女の子でも、絶対に身に付けさせておくべきこととはなんなのでしょうか?
子育てにおいて、絶対に身に付けさせておくべきこととは、
『自分で自分を大切にすることが出来る力、愛せる力』
です。
自尊感情などとも言い換えることができます。
日本人はとかく、他人と自分を比較してしまいがち。
「Aさんは〇〇できるのに、私は出来ない。出来ない私はダメな人間だ。」
と思ってしまうことが多いのです。
外国の方と一緒に働いていて、”あぁ、日本人って本当に他人と比較しているなぁ”と感じることの1つに、”体重”があります。
日本人(特に女性)は、自分の体重を人に知られることを恐れています。
家族にすら、教えていないという人も多いのではないでしょうか?
しかし、外国人の方は体重を教えるのになんのためらいもありません。
普通に友だちや会話の中で、「私〇kgだよ」と話します。
「私たちは何とも思わないけど、日本人は体重を知られるのは嫌なんでしょ?なんで?」
とは外国の友人の言葉。
日本人がなぜ体重を言えないのか。
それは、他人と自分の体重を比較してしまうからに他なりません。
ただ単純に体重だけを比較して、どっちが軽いか重いかだけで、自分の価値や魅力が決まってしまうと思っているのです。
けれど、体重だけでその人の魅力が分かるはずもありませんよね。
海外の人は、自分の価値は体重で決まらないということを知っています。
『自分の価値や魅力は他人と比較し、他人に左右されるものではなく、自分で決めるものなのだ』ということを知っていますし、そのように育てられてきました。
この”自分の価値は自分で決める、認める”ということが、”自分で自分を大切に出来る力、愛せる力”になるのです。
自分で自分を大切にできる人は強い人です。
自分の人生を思い通りに良い方向へ持っていくことの出来る人です。
自分で自分を大切に出来なければ、いつまでも他人との比較をやめられず、「自分は生きていても価値のない人間だ」と感じ、生きる意欲を失ってしまいます。
自分の子どもがそんな風に育ってしまうのを望む親はいません。
子どもがしっかりと自分で自分の価値を認められるようになる、大切に出来る力を養うためには、
『あなたは存在するだけで価値があるんだよ!』
ということを乳幼児期からしっかりと伝えていくことが大切です。
”何かをしてくれたから価値があるのではない、そこに存在するだけで価値があるのだ”
ということを子どもにきちんと伝えていきましょう。
生まれてきた時は、何も子どもが出来なくても、「生まれてきてくれてありがとう!」とただ無事に生まれてきてくれただけで感謝し、嬉し涙を流しましたよね。
それが、子どもが成長するにつれ、いつの間にか子どもの”出来ること、出来ないこと”にばかり注目してしまっていませんか?
何が出来ようと出来なかろうと関係ありません。
「今ここにあなたの子どもが存在すること自体が奇跡」なのですから。
もちろん、親であるあなたも、今ここに存在するだけで奇跡だということを忘れないでくださいね!
子ども&あなたの可能性は無限大!
Category マナー . 専門家コラム . 真のグローバル人の育て方 . 親と子のコミュニケーション 2017.05.19