先日、『色とこころの通訳士』であるつばささんの「塗り絵ワークショップセミナー」を受けてきました。つばささんはその人が持っている”色”の感覚を見て、その人が今どのような心の状態にいるのかを診断し、アドバイスをくれる”カラーセラピー”を行っている方です。
具体的には塗り絵を通してセラピーをしてくれます。その人がどこから塗るのか、何色から塗るか、何色が多く登場するか・・・など、様々なポイントから心の状態を見てくれます。
つばささん曰く、「色はその人のこころを如実に表す」のだとか。また、”色への思い・感覚”は6、7歳ごろまでに決まり、大人になっても影響しているのだそうです。
「無意識に押し込めているものが、大人になっても”色”という形で出てくる。言葉を話せない時期の子どもは絵や色で気持ちを表現する。だからこそ、6、7歳ごろまでに様々な色と出会うことが大切だ」とおっしゃっていました。
なるほど~!”色に対する意識”についても、乳幼児期がとても大切なのですね。この時期の『出会い』『体験』が何事においてもいかに重要かということがわかります。
例えば、子どもは何か強い思いがあると、それを”原色(赤・青など)”にして表すことが多いのだそう。ここで、色に表れる気持ちの一部を簡単にご紹介します。
赤→エネルギッシュ。活動的。
黄色→希望。甘えたい。
青→自立。集中。
無彩色(黒など)→ショック。抑制。(こころに傷がある状態の時にも表れてきます。)
緑→リラックス。安定。
白→リセット。
・・・などの意味があるそうです。けれど、たとえば希望を意味する黄色でも、子どものときにその色で怖い思いをした(いつもたたく人が黄色いものを身に着けていた等。)ことがある人は、黄色には恐怖のイメージしかないそうです。
大人になってからなんとなく”この色は好き・この色は嫌い”というのも、子どもの頃の色への思い・経験が、大人になっても無意識に繋がっているからではないでしょうか?
子どもたちに絵や塗り絵をさせると実に様々な色が生まれてきます。今まで、その意味を考えて観ることはなかったけれど、これからは「なぜこの色を使っているのかな?」「なぜこんな風に描くのだろう?」と考察しながら観ていきたいと思いました。(ちなみに絵は子どもの発達段階がわかる良い指標にもなります。)
絵や色には子どもたちが直接口には出せない思いが詰まっているのかもしれません。
みなさまもぜひ、色を通して子どもの心を見つめてみてくださいね。また、大人の方も、口には出せない思いを色で表現してみると新しい自分に出会えると思います。
そして、そんな素敵な方と一緒に『親子で楽しむ!カラーセラピー(仮)』を開催させていただくことになりました!詳細はまた後日お知らせいたします!お楽しみに♡
※つばささんのこのセミナーをプロのフォトライターさんが記事にしてくださいました!コジマガです。ぜひ読んでみてください。より色の大切さ、面白さが伺えます(*^_^*)
色でココロを解放しよう!(前編)http://kojimagazine.blog.jp/archives/52151295.html
色でココロを解放しよう!(後編)http://kojimagazine.blog.jp/archives/52151420.html
Category 専門家コラム 2015.02.13