苦しい!子どもの便秘。その2~解決編~

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お待たせしました!
今日は昨日の続きで、子どもの便秘の原因その2、その3についてです。

1は食生活と生活リズム、2は運動不足、3は心理的要因でしたね。

では運動不足を解消するにはどうしたら良いか?
ずばり、腸を活発に動かすようにすることです!

赤ちゃんは動き回りたがるものですので、そのためのスペースを十分にあけたり、外で遊ぶ時間を意図的に作っていきましょう。

幼児期であれば、テレビやゲームにお守りを任せてしまうのではなく、友だちと遊ばせたり、1日に1回は外に行ったりする時間をもうけましょう。

腸は動くことで活発になります。ずーっと動かなかったり、座ったままだったりすると、腸も動きません。
大人の方も、意図的に小休止をとって体を動かすようにしてみましょう。

また、十分に動かすことが難しいようであれば、家で出来る屈伸運動や金魚運動が効果的だそうです。

では、いくつかご紹介します。
●“の”の字マッサージ
これは昔から言いますね。お腹をのの字にマッサージします。

●金魚運動
子どもを仰向けにして、お尻と足を支えるように持って、金魚が泳ぐように左右に優しく揺らします。腸を刺激する運動です。

●ゆらゆらマッサージ
両脇に手を当てて、左右に5~10回ゆらゆら揺らします。お腹にたまったガスを出す効果があります。仰向けで行います。

●屈伸運動(自転車こぎ)
これも、よく使いますね!
子どもの足首を持って自転車をこぐ要領で、足を交互に屈伸させます。便秘の原因である運動不足を解消します。

●肛門マッサージ
おむつ替えの要領で寝かせ、子どもの肛門の回りを優しく、かるく、ゆっくりと押します。
うつ伏せでも大丈夫です。
こうすることで、反射的な排泄を誘発する効果があります。比較的即効性のある方法です。
これは大人の方も同様です。

いかがですか?ぜひ、やってみてくださいね。

では、続いて原因その3の心理的要因についてです。

心理的要因を持つ子の多くが1~2歳の子で、以前、固い便が出て痛かった記憶がトラウマになっていることが多いのだそうです。
そうすると、排便を怖がって我慢してしまい、ますます便が固くなってまた痛い思いをする…という悪循環に陥ってしまいます。

また、親の排泄のしつけが厳しすぎることが原因で、排泄を怖がったり、反抗して我慢してしまうこともあります。
これはとても深刻で難しい問題ですよね。
叱ることは逆効果になるとが多いようですので、子どもが安心したり、自信に繋がったりするように、親の工夫と忍耐強いサポートが必要です。
例としては…

●ベビーオイルを肛門に塗ってあげて、『お薬塗ったからもう痛くないよ』と言う。

●怖がって出ないときには無理に出させようとして叱るのではなく、『また今度頑張ろうか』などと声をかける。

●応援するつもりで一緒にトイレに行く。

などです。子どもによって嬉しい声かけは違うと思いますので、その子にあった方法で、励まして上げてくださいね。

そうすると、リラックスして自然な排便が出来るようになると思います。

ただ、あまりに出なかったり、肛門が切れてしまったりしているときにはお医者さんに行って、相談してくださいね。

いかがでしたでしょうか?

腸内環境はいくつになっても続けていけば改善されていきますが、離乳期に善玉菌の多い腸内環境を作ってあげることが一番です!

子どもが苦しがらず、安心して排泄、排便が出きるように、みんなで協力していきましょう(*´∀`)!

この記事を書いた人

関口真美
関口真美代表
世界×教育=せかいく代表。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴16年以上。
これまで約2,000組の子ども達、保護者と関わってきた経験を持つ。

その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまうご両親の相談に多数のってきたことから、

「よりお子様の特性・ご両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」

と思い、
・我が子を”世界人”にするフルオーダーメイド教育コンサル(ペアレントトレーニング)
・旅を通してグローバルを学ぶ実践型グローバル教育(旅行同行)
・国際マナー講師
・セミナー、講演
を行っている。
※世界人=地球上どこでも堂々と活躍出来る人

『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットー。

Category 専門家コラム 2015.01.27

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