苦しい!子どもの便秘。その1

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さてさて、しばらく食のことについて記事を書いてきましたのでそれに絡んで今度は出すお話。

親御さんからよく連絡帳に書かれるのが『便秘で3~4日出ていないんです。』ということ。

確かに、子どもが便秘だと親としては苦しいのでは…と心配になりますよね。
今日はそんな便秘についてお伝えしたいと思います。

そもそも便秘とはなにか?
皆さんもご存じの通り、便がたまって固くなり、なかなか出てこない状態を便秘と言います。

しかし、ちょっと勘違いをしている部分もあるようです。
例えなんにちも出ていなくとも、子どもが苦しがらず、便も柔らかい(固くない)ようであれば、それは便秘ではありません。

子どもだから毎日出ないとおかしい!と気張らなくとも良いのです。

でも、子どもが苦しがったり、痛がったりするようなら要注意!
生活習慣を変える必要があるかもしれません。

なぜなら、便秘は離乳食が始まった頃から多くなるといわれ、そのままの状態(便秘がちのまま過ごした状態)で2、3歳を過ごした子は“生活自体が便秘の原因”になっているからです。

具体的には大きく3つの原因があると言われています。

その1.食生活や生活リズム
その2.運動不足
その3.心理的要因                      です。

今日は1.についてお伝えしようと思います。

子どもの便秘の予防にも、ぜひとっていただきたいのは…

①便を柔らかくする食材
→バナナ、プルーン、ニンジン、トマト、オレンジなど。
ビタミンCやペクチンを多く含むもの。

②腸を整える食材
→ヨーグルト、納豆、リンゴなど、ペクチンを多く含むもの。
ヨーグルトは腸に届く前に善玉菌が死滅してしまうものもあるので、きちんと選びましょう。
また、オリゴ糖を混ぜて飲むとより効果的です!

③便のかさを増す食材
→豆類、海苔、海藻類、キノコ類など、消化されにくい食物繊維質を多く含むもの。

です。
これらの食事をバランスよくとって、腸内環境を整えることが大切です。

特に離乳期は、腸内環境が善玉菌優勢になるか、悪玉菌優勢になるかの分かれ目だと言われています。

離乳期を過ぎて2歳までにアトピー性皮膚炎にならなければ、それ以降も発症しないと言われているのも腸内環境が関係しているそうです。
※アレルギーは腸内の善玉菌である、ラクトバチルスが少ない人に多いことがわかっています。

また、意外に多いのが“牛乳の飲み過ぎ”による便秘です。

牛乳や乳製品の分解酵素が少ないと言われる日本人の腸。
なんとなく、取りすぎるとお腹を壊すイメージですが、逆に便秘になることもあるということを知っておくと良いかもしれません。

また、牛乳だけではなく、水分を多くとっていると、それだけでお腹が膨れてしまい、必要なビタミンや繊維がとれなくなることも要因の1つです。

便秘の時は水分量も気を付けるといいかもしれませんね。

腸内環境をキレイにする食材をバランスよくとり、たっぷり睡眠をとって生活リズムを整え、なるべく早く、乳幼児期のつらい便秘を解消してあげましょう(*´∀`)

便秘の原因その2、3についてはまた次回ご紹介します!

この記事を書いた人

関口真美
関口真美代表
世界×教育=せかいく代表。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴16年以上。
これまで約2,000組の子ども達、保護者と関わってきた経験を持つ。

その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまうご両親の相談に多数のってきたことから、

「よりお子様の特性・ご両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」

と思い、
・我が子を”世界人”にするフルオーダーメイド教育コンサル(ペアレントトレーニング)
・旅を通してグローバルを学ぶ実践型グローバル教育(旅行同行)
・国際マナー講師
・セミナー、講演
を行っている。
※世界人=地球上どこでも堂々と活躍出来る人

『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットー。

Category 専門家コラム 2015.01.26

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