おはようございます。
乳幼児から心が震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもをプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
熊本で大きな地震があり、被害が拡大していますね。
被害の状況を知る度、心が痛みます。
そんな中、SNSでは拡散されても、ニュースでは伝えていない情報がたくさんあります。
既にSNSでいろいろな情報がでているかと思いますが、僭越ながら、せかいくでも、被災地の子どもたちのために必要だと思われることをまとめました。
目次
被災地にせっかく届けられる食料ですが、食べられない子がいます。
それは、食物アレルギーを持った子たち。
調理がいらずに食べられるということで、パンが届けられることもあるかと思いますが、小麦アレルギーを持っている子たちは、そのパンを食べることができません。
また、一見大丈夫だと思われるものでも、お店で売っているように成分表示がされていないため、何が入っているかわからず、食べられないと・・・いう状況にも。
多くの水や食料の中に、「アレルギーに対応した食料(卵、乳、グルテンフリーのものなど)」も同じくらい被災地では求められているのです。
自宅からの避難を余儀なくされ、避難所で生活をしている方の中には、発達障害を持っているお子さんもいるかと思います。
発達障害を持っている子は、外見では障害の有無を見分けることが困難です。
そのため、救助隊の方や一緒に避難所生活をしている方の何気ない一言でパニックになってしまったり、伝えたことが伝わらず、お互い嫌な思いをしてしまい、ただでさえストレスのたまる避難所生活が、よけいにストレスになってしまったり・・・という状況が生まれてしまいます。
これらを解消するためには、発達障害の子どもたちへの理解が重要です。
例えば・・・
・走らないで→ここでは歩こうね
・待っててね→○分、これをしながら待っててね。
・ないよ→○○にあるよ
・こっちへきて→○○に行こうね
など、肯定的な声掛けと、見通しを持たせてあげるような具体的な声掛けをすることが必要です。
また、音や視覚に敏感な子どもたちもいますので、大声をだしたり、怒鳴ったりするのは緊急時以外は極力控えたいものです。
信じられないことですが、災害が起きたときには、泥棒だけではなく、性犯罪も起こっているのです。
過去、阪神・淡路大震災や東日本大震災の時にも、ニュースで大々的に報道はされていませんでしたが、実際に起こっています。
どんな風にして起こってしまうのかというと・・・
・同じ避難所にいる人が、寝ている子どもたちの体を触る
・寝ている女の人を襲う
・昼間、大人たちが活動していて人がまばらになった隙に子どもにいたずらをする
・不安な状況を利用して誘い出し、襲う
・トイレにいって襲われる
・必要なものを自宅に取りに帰った際に、潜んでいた男に襲われる
・・・などなど。
どれも、信じられないと思うかもしれませんが、実際に逮捕されているケースもあるのです。
避難所にいても、知り合いの多い地域だからといって安心するのは禁物。
非常に残念なことですが、非常事態だからこそ、そこを狙ってくる犯罪者がいることを忘れないでください。
いかがでしたか?
もうすでに知っている情報もあったかと思いますが、いま一度、被災地のための援助について考えるきっかけになれば幸いです!
Category 専門家コラム 2016.04.19