イスラム教徒でもある条件を満たせばお肉が食べられる!?その条件とは・・・

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イスラム教徒といえば、『お酒もお肉も決して飲んだり、食べたりしてはだめ。』というイメージがありますよね。

しかし、イスラム教徒であっても、食べていいお肉があるのです!

「う~ん・・・じゃあ四足の動物はだめって聞いたことがあるから、食べられるのは鳥かな?」

いえいえ、牛肉だってある条件があれば食べられるのです!その条件とは・・・

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ずばり、『ハラール』なものであること!

イスラム教徒が鳥や牛肉を食べられる条件、それは『ハラールであるかないか』です。

ハラールとは・・・

アラビア語で「許された」という意味で、「ハラル」とも言います。

イスラム教の教義=ルールに従っていると判断されるものがこれに当たります。

特に、必要な作法どおりに調製された食品のことをさします。

これに対し、最近ではハラールではないものを、「非ハラール」と呼ぶことがあります。

「ハラールフード」はイスラム教徒の聖典コーランに、”食べてもいいもの”として明確に定められています。

お肉もハラールであれば、食べてもOK!(ただし豚はNG)

そう、お肉もハラールであれば食べてもいいのです!

つまり、「イスラム教のルールに従って屠殺した肉ならOK」ということ。

これは具体的にはどういうことかというと・・・

・その家畜の餌にハラールに違反したものが入っていないこと

・屠殺の行為は必ずムスリムがアッラーの御名を唱えて行うこと

などの厳密なルールを守った鶏・牛肉ならば食べてもよいということになります。

ちなみに、海で採れる魚介類や野菜は食べられますが、日本ではハラール認証店が世界に比べてまだ少ないので、

一般的な日本の飲食店では食べられるものがほぼない状態になります。

豚とアルコールは一切口にしない!

イスラム教徒の聖典コーランに明確に記載されている「ハラールフード」。

これにアルコールと豚が全面的に禁止されているため、イスラム教徒たちはこれらを口にしません。

”豚は不浄な動物”とされているのです。

※ちなみに、ヒンズー教徒は”牛を神聖な動物”としているため、牛肉は食べません。

日本でも少しずつ増えている『ハラール認証店』!

さて、先ほど”日本ではハラール認証店が少ない”と言いましたが、少しずつですが増えてきています。

日本にも多くのイスラム教徒の方がいること、2020年のオリンピックを見据えていることも背景にはあるかもしれません。

いずれにせよ、日本に来た方たちが、快適に過ごせるように配慮するのは素敵なことです。

『相手を思いやる気持ち』をどこへ行ってもどの立場でも、忘れないようにしたいですね。

 

 

この記事を書いた人

関口真美
関口真美代表
世界×教育=せかいく代表。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴16年以上。
これまで約2,000組の子ども達、保護者と関わってきた経験を持つ。

その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまうご両親の相談に多数のってきたことから、

「よりお子様の特性・ご両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」

と思い、
・我が子を”世界人”にするフルオーダーメイド教育コンサル(ペアレントトレーニング)
・旅を通してグローバルを学ぶ実践型グローバル教育(旅行同行)
・国際マナー講師
・セミナー、講演
を行っている。
※世界人=地球上どこでも堂々と活躍出来る人

『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットー。

Category 世界の文化 . 専門家コラム 2015.12.16

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