皆さんは「家」は好きですか?
私は家にいるのが大好き!です。
自分の家って落ち着きますよね。
実は・・・その「落ち着く」ということが、子どもたちにとってもとても重要なのです!
目次
「いつまでもダラダラして!しゃんとして!」
「外(幼稚園)でちゃんとしているなんて信じられない!」
と、思うことはありませんか?
実はそれ、子どもたちにとって家が『安心できる場所という証拠』なのです。
人間だれしも、外では気を張っています。
そして気を張っていた分、リラックスする場所が必要なもの。
そのリラックスできる場が『家』であることが大切なのです。
私が見ていた子どもたちの中にも、問題行動が目立つ子がいました。
親御さんに家での様子を聞いたとき、必ず言われるのが・・・
「家ではそんなことありません。しっかりしています。」
という言葉。
つまり、家ではしっかりしているのに、幼稚園などの外で爆発(語弊があるかもしれませんが)してしまうということです。
それはなぜ起こるのかというと・・・(一概には言えませんが)『愛情不足』と『ストレスがある』からです。
子どもは本来、外で頑張ってきた分、家で自分の思い通りに過ごすことで心を落ち着かせます。
それが出来るのは、何をしても自分を愛してくれる親の存在があるからこそです。
しかし、自分は愛されていないと感じたり、過度のプレッシャーを感じると、家で落ち着くことが出来ません。
だからこそ、余計に嫌われないように家ではきちんと振る舞うのです。
その代わりに、その鬱憤や、認めて欲しい、愛してほしいという欲求を外に向けて出すのですね。
大人でも、リラックス出来ない家には帰りたくないと思いますよね。
このような逆転のことが起こることで、将来的には家に帰らなくなるなどの行動に繋がってしまうのです。
だからこそ、”家ではしっかりしています”という言葉には不安を覚えてしまうのです。
実は、成績も優秀でみんなの良きリーダーのような、一般的に言われている「出来る子」ほど家の中ではダラダラしているという事実があります。
それは、上でも述べたように、家族からの愛情を感じ、自分を見ていてもらえると信じ、家が一番リラックスできる場になっているからです。
家で落ち着けるからこそ、外に出たときにも頑張れるのだと思います。
”家と外では全然違う!”
と思っても、それが家の中でダラダラ出来ているのであれば大丈夫!
”子どもが安心できる場になっているのだな”とそんな家庭を築いてきた自分を褒めてあげましょう。
ただし、家でも緊張しているようなら家庭環境を見直す必要があります。
「家と外」の子どもの様子の違いをきちんと把握して、”子どもにとって一番安心できる場”を作りましょう!
※これに関する面白い記事を見つけましたのでご紹介します。
小学生になった時や中高生になってもした方が良いことが載っていますので、ぜひ読んでみてください!
Category 専門家コラム . 発達 . 親と子のコミュニケーション 2015.11.09