さて、昨日は「ゲームは本当に悪なのか?」というテーマを、Bao君の家庭教師である佐伯さんの話から考えてきました。(→Bao君の家庭教師、佐伯さんが語る「ゲームは本当に悪なのか?」vol.1」)
これは、高校生の息子さんを持つ方が、佐伯さんのコーチングを受けた際の記事なのですが、共感できる部分がありましたので、ご紹介させていただきました。
今日は、具体的に佐伯さんが考えるゲームのメリットとは何か?をご紹介したいと思います。
1.戦略的思考力
単調なやり方では攻略できない局面に遭遇した時、頭を使って、戦略的に攻略をしていくのだそう。
楽しんで行うため、自然と考える力が身に付くのだとか。
2.言語能力
小1の時に買ってもらったゲームがキッカケで、漢字が大好きになったそう。
漢字好きが高じて、文章も書くようになったし、想像をフルに発揮して文章も書けるようになったのだとか。
3.計算能力
RPGをやっていると、数値計算が必要な時があり、そうやって、色んな局面で計算を自然に行っているそう。
4.イメージ力、感覚知
本当におもしろいゲームは、五感や思考力をどんどん刺激してくれるそうです。
5.集中力、突き詰める力
「 集中力が上手く発揮されると、物事を突き詰めるようになります。
物事を突き詰めれば、本質が見えるようになります。
本質が見えれば、それが思考力にも繋がってきます。
「結局、これをやればいいだけじゃん」
って分かれば、効率的な思考や行動も可能になってきます。
それができるのは、何かに没頭してずっと集中する体験をしているから」とのこと。
6.失敗を怖れないチャレンジ精神
「ゲームは基本的に何度でも挑戦することができます。
その賛否は置いといて、そのシステムのおかげで失敗を怖れなくなり、何度でもチャレンジできるようにもなりました。」と佐伯さん。
何度でも挑戦できるって思っているから、一度や二度失敗したくらいじゃ諦めない精神力も身に付いたそうです。
7.数々の人生訓
例えば、人生は寄り道すると他よりも秀でることができたり、他を追い抜かしたりすることができる、というもの。
「RPGのゲーム中で、よく飛空艇や船、空飛ぶベッドなどのお乗り物が手に入るんです。
そうすると、僕は順路よりも新しく移動可能になった地域の探索を始めるんです。
その地域が、順路よりももっと先なこともあって、遭遇する敵も恐ろしく強かったりします。
強かろうとなんだろうと、6番で書いたようにチャレンジ精神は身に付いているから、何度でも挑戦します。
そうすると、10回に1回は勝てたりするわけですよ。
恐ろしく強い敵に勝てたから、レベルアップも尋常じゃないくらいします。
そしたら、次は5回に1回、その次は2回に1回、そして、毎回勝てるようになり、しまいには一撃で倒せるくらい強くなるんです。
そこまでいってから順路に戻ると、本来ならば超強かったはずのボスも一撃必殺だったりします。
僕の生き方もこんな感じで、いったん寄り道して、普通の人が身に付けない技能を身に付けてから、みんながやるようなところに戻ってきます。
それまでの道のりは苦労するんですが、結果的に人生がものすごくおもしろいものになっているんです。」
これには感服です!なぜなら、私は面倒くさがりなので、すぐにレベルアップする裏技を使うなどして、楽して早くゴールに行くタイプなのです・・・反省。
いかがでしたか?
ゲームをあまりやらない私としては、”なるほどな~”と思う、意外なゲームの一面を知ることが出来ました。
ただ、ご本人もおっしゃられていますが、佐伯さんだからこそプラスに働いた面はあるのかなとも感じました。
きっと、ご両親が良いサポートをなされていたのですね。
けれどやはり、乳幼児期にはゲームよりも、友だちや家族と思いっきり遊ぶことが重要だと思います。
ただ、ゲームを無条件に”悪”とするのは考え物だなと感じました。
佐伯さんは、他にも育児や子育てには何が必要なのか?ということをたくさんおっしゃられています。
とても参考になり、共感する部分も多くありましたので、そのままの記事を載せたいと思います。
ぜひ読んでみてくださいね!↓
Category 専門家コラム . 発達 . 親と子のコミュニケーション 2015.06.25