さむ~い季節はあったかいスープや飲み物が恋しくなりますよね。
私も温かい飲み物は大好き!ですが・・・私は『猫舌』のため、あっつあつな物は飲めません。つい先日も、ホットドリンクでやけどをしてしまいました。
そして・・・あれ?海外の人は猫舌の人っているのだろうか?と疑問に思いましたので今日は『猫舌』海外事情をお伝えします!
まずは猫舌ってどうしてなるの?猫舌とそうじゃない人の違いって?というところから。
そもそも猫舌の人は食べ方・舌の使い方に 問題があるのではないかという考え方があるそうです。
舌先は温度に対して敏感ですが、逆に真ん中から奥にかけては熱さを感じる部分が少ない。つまり、猫舌でない方はうまく敏感な部分に触れないようにして食べることができているんだそうです。
・・・へー!確かに私は熱い飲み物を飲むときに必ず舌先を使ってしまう気がします。
その他の理由としては、親が猫舌だと子供が猫舌になる。という説があります。
これは親が猫舌だと子どもに熱いものを与えないので、子どもが熱いものを食べるトレーニングができず、その結果、猫舌になってしまった。ということだそう。同様に、親と子どもの食べ物の好き嫌いが一致するというケースが多いのも、親が自分の嫌いな食べ物をわざわざ子どもに与えないから、好きになる機会がないと考える学者もいるそうです。
ふむふむ。これには納得です!親の生活環境が子どもにも影響するのですね。
で、肝心の猫舌は万国共通かということですが・・・
海外には猫舌の人は(日本よりも!?)たくさんいるようです!
これは言語の問題が関係しているようです。
というのも、日本語は母音が少ない言語です。そのため、舌先をあまり使わずとも会話が出来るのが日本語です。
それに対して、母音が多い国や言語もあります。そういう国 では舌先を器用に使うので、食べる時にも自然と舌先を使って物を食べてることが多く、それが猫舌の原因になっているのかもしれないのです。
事実、日本語よりも母音の多いフランスではあつあつの料理はなく、どれも日本人にとっては生温い温度で出てくることが多いそうです。
猫舌の人でもおいしくない!と思えるほどのぬるさだというから驚きです。
そう考えると、 もしかしたら母音が多い国や言語の人は、 舌の使い方が日本人ほど器用ではないのかもしれません。
確かに、お風呂に入ることを苦手とする人が多いことからも、”熱いもの”はそれほど得意ではない印象があります。熱いお茶や味噌汁、お風呂を好む日本人とは嗜好が違うのですね。
猫舌ひとつとっても、その国それぞれの価値観、文化的・歴史的背景が垣間見えてとても面白いです(*^_^*)!
最後に猫舌の人に朗報です!猫舌を克服?するテクニックとしては・・・
”熱く感じるところを避ければいい”のだそうです!たとえばお茶を飲むときも、熱に敏感な舌先を下の歯の歯茎のところに当てて隠して、ずずっと吸い込むような感じにする。そうすると、空気とお茶が触れるため、若干温度も下がるのだそう。
う~ん。私にとってはまさに『言うは易し行うは難し』のうちの一つです。当分猫舌は克服出来ないだろうな・・・
Category 専門家コラム 2014.12.26