子どもを「信頼」すれば、親も子も、どこでも活躍出来る人になる。


『鏡の法則』

という本をご存知ですか?

私は数年前、知人に紹介されて読んだことがあったのですが、お子様との関係、自身の親御様との関係に悩まれている方が多くいらっしゃることもあり、改めて

『完全版 鏡の法則』

を読んでみました。

私が考えるこの本のポイントは、

「子どもを信頼出来ているか」

を見直すことが出来る、という点です。

現代は「自分が親になってから初めて子どもと接する」ことの方が多いもの。

出生率も1.4台前半となり、一人の子どもに掛ける情熱はとても高まっています。

AIの出現や教育改革、外国の方が日本にも多くやってくるなど、グローバル化・多様化していく時代にもなっているため、どんな子育て、教育をしたら良いのか分からず、「教育迷子」にもなりやすい状態に。

情報も溢れているこの時代に何を「引き算」すればよいのか分からず、貴方自身も知らず知らずお子様に対して過保護・過干渉になってしまっていませんか?

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過保護・過干渉=子どもを信頼していない、というメッセージを与えている。

親が子どものことを心配するのは当たり前。

愛しているからこそ、傷ついてほしくない、いつも楽しく笑顔で元気でいてほしい。

その想いを持つことは悪いことではありません。

しかし、その想いを形にするとき、どんな行動をとっているでしょうか。

・危ないからパパ・ママがやってあげるね

・こっちの方が良いからこっちにしよう

・○○(お子様の名前)はこう思っているんだよね

などと、子どもを想うあまり、先回りして障害を取り除いたり、すぐに手や口を出してしまったり(やってあげる)などという行動をしていないでしょうか。

一見、子どものために愛情を掛けた行動のようであっても、どもの成長する機会を奪ってしまうことは過保護・過干渉です。

過保護や過干渉がなぜいけない、と言われているのか。

それは子どもに、

「あなたは信頼出来ない人間ですよ」

「あなた一人では何も出来ない人間なんですよ」

というメッセージを与えていることになり、子どもが自分に自信を持てなくなってしまうからです。

自分に自信がないと、自国でも世界でも活躍できない。

子ども自身が自分に自信がないと、どんなに英語教育を施しても海外へ行って外国人と触れ合っても、世界で活躍することが出来ません。

世界どころか自国での活躍さえ難しいです。

大人でも、自分に自信がなければ進んでいくことは難しいですよね。

今の日本の教育・子育てで”問題だな”と思うことの1つは、人間として必要な成長である、

「自信(専門用語では自己肯定感という)を育てる」

ということを飛ばして、英語だプログラミングだ、と技術ばかり身に付けさせようとすることです。

(誤解のなきように補足しておきますが、英語やプログラミングを習得することを否定しているのではなく、子どもの成長発達には段階がある、ということです。)

技術は後からいくらでも身に付けられますが、人間の成長に必要な、

・自分に自信を持つこと

・自分は大丈夫なんだ!と自分を信じるマインド

を形成することは、大人になってからだとかなり難しいです。

そもそも子どもの時にしっかりこの部分を形成しないと、自立が出来なくなる可能性が高いからです。

子どもへの愛情ゆえに、貴方のその行動や言動が子どもの成長に必要な発達を妨げているのだとしたら・・・?

こんなに悲しいことはないですよね。

『完全版 鏡の法則』の中で、私が特に納得した過干渉の例を1つご紹介します。

「親が子どもに

「あなたの人生なのだから、あなたが自由に決めたらいいのよ。私は干渉しないよ。」

と言葉では言っておきながら、親にとって受け入れられない選択を子どもがしたときは、

ため息をついたり、悲しい表情になったり、不機嫌になったりして、

間接的に子どもに干渉し、子どもを意のままにコントロールするケースもあります

(出典:完全版 鏡の法則)」

これ、まさに私の親のことだったのでとても腑に落ちました。

反抗期は親と子どもがお互いに子離れ、親離れする、自立成長のタイミング。

「反抗期」

というと、親にとってはとても辛い時期で来てほしくないなぁ・・・と感じるかもしれません。

しかし、子どもの反抗期は親にとっても子どもにとっても成長するために大切なタイミングなのです。

実は私には反抗期という反抗期がありませんでした。

それが原因なのか、親との関係、関わり方に悩んだり、イライラしたりすることがありました。

本書の中でも、親と子が自立するために通る関門として「反抗期」があげられています。

「子どもは、自分と親の間にしっかりした境界線を引くことで、心の中に、誰からも侵入されない安全領域を作り出し、そのことによって自分が自分であることの確かさを育て、心理的に自立します。

《中略》

反抗期をしっかり全うできると、子どもは親との間に境界線を引くことができ、親の呪縛から脱することができます。

親にとっては、つらい時期となる場合もすくなくありませんが、 反抗期は子どもの成長過程において大切な意味をもつ時期なのです。

《中略》

子どもの反抗期というのは、子どもが自立していくために通る関門であるとともに、親が子離れをして自立していくために通る関門でもあるのです。

親はこのプロセスを通してちゃんとがっかりし、ちゃんとあきらめることができると、子どもに対する執着心を手放すことができます。

そしてそれによって「自分の人生を生きよう」という自立心が生まれ、人生後半を幸せに生きるための心の準備が整うのです。

(出典:完全版 鏡の法則)」

貴方自身が親御様との関係に悩まれているのであれば、反抗期を全うできなかったことが原因かもしれません。

親御様とのモヤモヤは、ご自身の子育てにも影響を与えることが分かっています。

もし、反抗期が全うできなかったのなら、親御様に対する思い(嫌な事など)を紙に書き出すなど、反抗期をやり直すことを本書でもオススメしています。

子どもを信じて見守ったあるお母様の話。

ここからは、私の尊敬する知人でもある、あるお母様の実体験をお伝えします。

その女性はマタニティヨガの講師でもあり、お子さんを3人ともグローバル人に育て上げた熊田彩子(くまたあやこ)さん

もう、お子様の反抗期の話が衝撃的だったので、ぜひご紹介したい、とお伝えしたところ、快く引き受けてくださいました。

つらかった反抗期。

せかいく(以下、せ)「熊田さんのお子さんの反抗期はどんな感じだったのでしょうか。」

熊田さん(以下、熊)「うちは一番上の子が一番ひどかったですね。

下の2人はそれを見ていたからか、それほど酷いと感じたことはありませんでした。

私が上の子の反抗期を経験したからかもしれませんけど笑」

「上のお子さんの反抗期はそんなに酷かったのですか?」

熊:「それはもう酷かったです。取っ組み合いにまで発展したこともありますし、食事を投げつけられたこともあります。

私も何とか歩み寄ろう、理解しようと必死でした。

「あなたのためになるなら何でもする、何をして欲しいのか言って」と伝えたこともあります。

そうしたら、こんな言葉が返ってきたのです。」

「どんな言葉でしょうか。」

熊:すっごく冷めた目で一言、「死んで」と言われたのです。あれは辛かったですね・・・」

「そんなことがあったのですね・・・!」

絶対に大丈夫。

「そんな辛い反抗期をどのようにして乗り切った(?)のでしょうか。」

「本当に酷くてこのままで大丈夫なのか、このままだと犯罪を犯してしまうのではないか、と不安になることもありました。

一緒に死んだほうがいいのかも、と思ったこともありました。

けれどとにかく、「うちの子は大丈夫だ」って信じていました。

特に根拠があったわけでもないし、不安が完璧にぬぐえていたわけではありませんが、とにかく、

「大丈夫、絶対大丈夫」と信じて過ごしてきました。

すると、その想いが伝わったのか、自然と落ち着いてきました。」

「お子さんを信じる強い想いが、お子さんに伝わったのですね!」

”信頼”が、お子様と貴方の活躍に繋がる。

熊田さんは何があってもお子様を信頼することで、お互いに辛かったであろう反抗期としっかりと向き合って過ごすことができました。

信頼のもと反抗期を全うしたお陰で、今、3人のお子様は海外で勉学に励んでいたり、日本で様々な国の方と共に働いていたり、夢に向かって進んでいったりしています。

そして熊田さんは、子育てが落ち着いた今、マタニティヨガ講師として活躍、自分の人生を生きています。

親子関係も良好で、とても仲の良いご家族だなぁと思っていただけに、こんなに壮絶な反抗期があったとは思いもよりませんでした。

「子どもを信頼する」ということは、思っている以上に子どもにとって重要なことなのです。

子どもに、

「あなたを信頼しているよ!」

「あなたは大丈夫だよ!出来るよ!」

というメッセージを伝えられるか、

「あなたは信頼出来ない人間だよ」

「あなた一人では何も出来ない人間だよ」

と伝えるかは、お子様が幼少期の今、親がどんな行動をするか、どんな関わり方をするか次第。

幼少期にどんな土台を築くかが、お子様の将来の活躍に繋がっていきます。

だからこそ、迷ったり、悩んだりしたときにはしっかりと周囲に援助を求めてみてくださいね!

親だってまだ親歴数年だからこそ、分からないことも悩むこともたくさんあって当然なのですから。

子ども&あなたの可能性は無限大!

熊田彩子さんプロフィール

東京生まれ。幼少期から長年の海外在住経験をもつ。大学卒業後、JALにて勤務。結婚後は3人の子どもの子育てに専念する。その間、夫の転勤に伴いイギリス、香港で7年程過ごす。異なった様々な場所、環境の中での子育てを通じ親としてかけがえのない多くの出会い、学びを経験する。

2013年から2017年までインターナショナルスクールにて勤務。同スクールキンダーガーテンの運営スタッフとしてアシスタント業務に携わり、ネイティヴ教師のサポートや未就学児とママたちのトドラークラスを担当する。情報が溢れる今の社会で子育ての不安や悩み、ストレスを抱える多くのママ、パパたちをサポートしたいとう思いからアタッチメント育児セラピストの資格を取得。グローバル化、多様化が進む社会に対応出来る子どもはどのように育てたらいい?今の子育てに必要とされるものはなに?正しい子育てができている?「身近な育児の専門家」として様々な疑問に対応しながら発達心理学に基づいた乳幼児の成長にとって大切なことを子育て中のママたちと分かち合える場、ママたちが輝いて楽しく育児に取り組めるコミュニティ作りを目指している。

《お子様の子育て・教育に関して迷ったら。フルオーダーメイド教育コンサル》

幼児キャリア教育事業部

この記事を書いた人

関口真美
関口真美代表
世界×教育=せかいく代表。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴12年以上。
これまで4,000人以上の子ども達、保護者と関わってきた経験を持つ。

その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまうご両親の相談に多数のってきたことから、

「よりお子様の特性・ご両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」

と思い、
・我が子を”世界人”にするフルオーダーメイド教育コンサル(ペアレントトレーニング)
・旅を通してグローバルを学ぶ実践型グローバル教育(旅行同行)
・国際マナー講師
・セミナー、講演
を行っている。
※世界人=地球上どこでも堂々と活躍出来る人

『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットー。

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