世界を舞台にココロが震える本物体験を提供し、『子どもの真の才能を発掘する』、才能発掘ハンターMasamiです。
少子化が叫ばれている日本。
子どもの数が少なくなり、社会全体としても不安な面もありますが、一番問題なのは・・・
『子どもたちの多様性=いろんな子がいるということ』
が分からなくなっていることではないでしょうか。
目次
これは私がインターナショナルスクールで働いていた時の本当のお話。
あるお母さんから「うちの子発達障害があるみたいなんです…」と相談を受けました。
その時の私はまさに青天の霹靂。え!?と驚いてしまいました。
確かにAちゃんは上のお姉ちゃんと比べるととても活発だしアクティブでした。
しかし、きちんと話も聞けるし、活動にも集中することが出来る子です。
もちろんたまには興奮することもあるけれど、毎回走り回って活動の邪魔をするということはまったくなく・・・
集中する対象が違うのは、一人ひとり好き・嫌いがあるため、興味のないことに長々と集中出来ないのは普通の事。
私は明くるくてどんな時でも自分を表現できる事はその子の性格・個性だと考えていました。(いまだにそう思っています。)
今まで担任してきたAD/HDと診断の付いている子たちと違うということも、そう考えた要因の1つです。
(Aちゃんの歴代の担任たちも驚いていました。)
教育のプロからみたら、ただの個性。
しかし、Aちゃんのお母さんはそれを個性だとは思えなかったようなのです。
なぜなら、お母さんの周りにいる子どもは長女であるお姉ちゃんと次女であるAちゃんだけだったから。
子育ての指針、子どもの発達の指針は、長女であるAちゃんのお姉ちゃんしかいなかったのです。
「お姉ちゃんと比べてAは落ち着きがない・・・何か障害があるのかも」
と感じてしまったのですね。
これは明らかに、少子化により”子どもの多様性=いろんな子どもがいる”ということが分からなかったためにおきたものです。
少子化はこのように、本来であれば子どもの個性・1つの才能であったかもしれない部分をつぶし、子どもを追い詰めてしまうことにも繋がるのです。
少子化を急に解決するのは難しくとも、子どもにはいろんな姿があるということを知ることは今すぐに出来ることです。
それは、目線をちょっと変えるだけ。
いつも落ち着きがない!集中力がない!と思いながら見ていた目線を、逆から、つまり、「落ち着きがない、というマイナスは、プラスだとどういうことだろうか?(例:いろんなものに興味関心がある)」
と考えてみることです。
そして第三者を交えてやってみるとなおGood!
人間、自分や自分の子どものことが案外分からないもの。
第三者から見る目線を取り入れてみると、「こんな意外な姿があったんだ~!」と驚くと同時に、心がフッと軽くなりますよ。
子どもたちが自分の個性を誇りに、自信を持ってグローバルで活躍できるようになるためにも、あなた自身が子どものいろんな姿を見つけて、受け入れることを楽しんでみてくださいね!
子ども&あなたの可能性は無限大!
※第三者の目線は教育のプロの目線をいれてみませんか?
Category 専門家コラム . 発達 . 親と子のコミュニケーション 2018.06.08