おはようございます。
乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真の”グローバル脳”と”ココロ力”を育てる専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
みんなが大好きな絵本。
絵本は絵と文章があるのが普通ですよね。
けれど、子どもたちに聞かせるお話は、必ずしも絵と文章がセットでなくてもいいもので・・・
目次
”素話”ってご存知ですか?
素話とは、絵を見せずにお話をすること。
絵本のように、絵を見て聞くわけではないので、子どもたちはお話を聞きながら、自分の頭の中で、その話の情景をイメージしていきます。
すると、同じ話でもそれぞれの頭の中ではまったく違う情景が浮かぶことになるのです。
その想像力が、のちの”柔らかい頭”に繋がっていくわけなのですが・・・
では、絵だけを見ながら進めていくと、子どもたちにどのようなことが起るのでしょう?
素話とは反対に、絵だけを見せていくと、子どもたちは自然にその絵に合ったストーリーを自分で考えます。
「この絵はこんなことを言っているのだろうな」
「次はこんな展開だ!」
と自分でお話を創りだすことが出来るのです。
そして、”次はこんな風になるだろうな”という先を想像する力、つまり、見通し力が鍛えられるのです。
また、絵を見ているので絵を無視したストーリーというのは生み出しにくく、絵とストーリーを合わせる”整合性”も自然に学ぶことが出来るのです。
自分で生み出す力、先を見通す力を持っていると、世の中の動きを把握しながら新しいことを生み出すことが出来る、力のある人間へと成長していきます。
これらの力を持っていることが、グローバルに活躍できたり、AIなどに負けたりしない人間になるための1つの要因になりえるのです。
「素話は出来ても、文章のない絵本を探すのは大変・・・」
そんな時は、外国語絵本を使ってみましょう。
文章はあるけれど、”言葉の意味がわからない”となると、絵だけを見ているのと同じことになります。
そして、外国語絵本を使用すると、日本の絵本とはタッチの違う絵や聞いたことのない音が出てくるため、創造力・見通し力にくわえて”多様性”というものを学ぶことが出来ます。
すると、価値観や想像力を拡げることにも繋がるのです!
せかいくでは、
「外国語絵本を読むのなら、しっかり発音したい!(読んでもらいたい)」
というご要望にお応えし、6月25日の日曜日、13:00~15:00に中目黒駅徒歩10分の場所にある絵本カフェ、『Under the mat』さんにて、多言語絵本の読み聞かせ会を行います。
当日来てくれる方はこんな方!
Category 世界の文化 . 専門家コラム . 絵本・書籍紹介 . 親と子のコミュニケーション 2017.06.05