おはようございます。
乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもをプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
先日、京大の鹿子木(かなこぎ)康弘特定助教(発達科学)からこんな実験結果が報告されました。
『人間は生まれつき正義感の原型を備えている可能性がある』
これは、攻撃された弱者を見ても何もしない「傍観者」より、弱者を助ける「正義の味方」を選ぶ性質が、生後6か月の乳児の段階で備わっていることを明らかにしたものです。
テレビなどでも見たことがある方もいるかもしれませんね。
そんな赤ちゃんの時からある”正義感の原型”。
どんなふうにしたら、正しい正義感を育てていけるのでしょうか?
目次
鹿子木教授の研究で、人間は赤ちゃんの頃より正義感の種をもっているということが明らかになりました。
それ自体は素敵なことですが、その種がちょっぴり変な方向に向いてしまうと・・・
正義感がいっぺん、ちょっと困ったことに。
その困ったこととは・・・”おせっかい”!
大人社会の中でも、本人は良いことをしているつもりでも、周りからみるとおせっかいになってしまっている状況ってありますよね。
実際、”子どもの正義感が強すぎておせっかいになって困っている!”という方もいらっしゃいます。
正義の心を持っていることはとっても素晴らしいことなのですが、それが”おせっかい”にならないようにするには、どうすればいいのでしょうか?
その正義の種を正しく育てるポイントは、『話を聞く姿勢&状況把握をする力を身に付ける』ということです。
なんでもかんでも話を聞かずに正義感のみで割って入っていってしまったら、それはただの”おせっかい”になりかねないですよね。
しかし、きちんと話を聞いた上で、”援助が必要そうだ”という状況を把握して入っていける。
これは、助けを必要としている人にとってはとてもありがたい状況だといえます。
そのためにはまず、「親が子どもの状況を把握していないのになんでもかんでも入っていかないこと」ということが重要です。
”自分の子どもが困っている!”と感じれば、助けに入りたくなる気持ち、大いに分かります。
けれど、まずは子どもを信じて見守ってみましょう。
成長する過程の子どもたちにとって、親は時に部外者になる時があります。
そんな時、が子ども社会の中に率先して入っていってしまっては、子どもの成長するチャンスを台無しにしてしまうのです。
そして、その姿を見続けてきた子どもは、当然”おせっかい”と思われる行動に出てしまうことが・・・
トラブルが起こった時、まずは『親が子どもを信じて見守る、そして子どもの話をしっかり聞く』。
そこから、状況を伝える(○○ちゃんはこう思っていたんじゃない?など)ようにすると、正義の種をきちんと育てることに繋がりますよ!
子どもの可能性は無限大!