おはようございます。
乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもをプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
真にグローバルに活躍するということは、いったいどのようなことだと思いますか?
英語や多言語が話せればグローバル?
海外で生活したことがあればグローバル?
・・・いいえ、それらはたとえ経験し、習得していたとしても、グローバルに活躍できるための要素とはなりえません。
目次
先日、こんな記事を拝見しました。
→「侮辱を浴びせられた、愛し合う人々の「カップルポートレイト」」
これはぜひ読んでみてください。
世界には、そして日本にも、悲しい価値観を持つ人がまだまだいるのです。
もちろん、ひとそれぞれ様々な価値観を持っているのは当たり前。
上記の記事にあるように思う人もいるでしょう。
しかし、自分が思っていることを他人に押し付けようとするのは、真にグローバルに活躍する人として・・・いいえ、人としてやるべきことではないと私は思います。
本人たちは、良かれと思ってアドバイスをしているつもりなのだとは思いますが、私には自分の先入観を押し付けているだけなのでは・・・と感じずにはいられません。
上記の記事の中のような言葉をかける人々は、おそらく幼い頃からそのように思っている大人・環境の中に育ったはず。
ある種、『子育ては洗脳』ともいわれるように、幼い頃に培った価値観や考え方は大人になってからではなかなか変えられないものです。
表面=自分が意識することのできる顕在意識では変えられても、無意識である潜在意識=心の根っこの部分まで変えるのは、難しいからです。
そのように考えると、自分たち(親)の価値観の中だけでずーっと子どもを育てるのって、なんだかちょっぴり怖くなってきませんか?
実際、幼児教育者の中でも、「幼稚園の3年間、同じ担任よりは、毎年担任が違う方が、様々な価値観・やり方に触れられるので、子どもたちなりに新しい変化に工夫しながら柔軟に対応していける力が育つ」という考えもあります。
※もちろん、3年間同じ担任になるのが悪いわけではありませんよ!
もし、大人になった時、あなたのお子さんが上記の記事の中のように、侮辱を浴びせる側の人間になってしまったら・・・?
”多様な価値観”は、どれだけ社会・世界に触れるかによって培われ方が違ってきます。
もちろん、ただがむしゃらに”いろんな人と会わせなきゃ!いろんな国に行かなきゃ!”ということではありません。
しっかりとどんな大人になって欲しいのか、どんな価値観を持ってほしいのか考えた上で、
・自分たちと違う考え方の人に会った時、「どうして○○さんはそのように思ったのだろう?」と考えられること
・それを否定することなく、「そういう考え方もあるんだ」と受け入れ、尊重すること
・相手の考えを受け入れた上で、「自分はこうしたい・こうした方がいい・この方がもっといいかもしれない」と自分の中で消化させ、成長できること
が真にグローバルに世界で活躍するために必要な価値観ではないでしょうか?
いくら英語が出来ても、海外に住んでいたとしても、自分とは違う意見に出会った時、ただ否定して自分の価値観を押し付けるような人にはなってほしくないものです。
子どもの可能性は無限大!
Category 専門家コラム . 真のグローバル人の育て方 2017.01.17