おはようございます。
乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
子どもがいけないことをした時や危険なことをした時、「ダメでしょ!!」と叱りますよね。
本当に、どれくらい叱ればいいのか・・・と思うくらい、叱る場面は多いもの。
けれど、叱る時に、きちんと”なぜ叱っているのか”という理由を、子どもに伝えていますか?
理由を説明せず、頭ごなしに叱ってしまっているのは、実は危険なことなのです!
目次
「ダメ!ダメって言ったらダメなの!」
とついつい言ってしまう・・・
そんな頭ごなしに叱ってしまう人は、実は”叱る理由が自分でも分かっていない・説明できない”という状態ではありませんか?
特に、「なぜダメなの?」と子どもに質問されて、上手い答えが見つからず、「とにかくダメなの!」と言ってしまう・・・
時にはそんな時もあるかもしれませんが、毎回それでは、子どもは『何がいけないのか』という、根本的な部分が理解できません。
そのまま「謝りなさい!」と言われ、わけのわからないまま謝り、その場は収まるということを繰り返していけば、”とりあえず謝ればよい”という考えのまま、成長していってしまいます。
すなわち、善悪の判断がつきにくくなってしまうのです。
善悪の判断が曖昧なまま、何かしてもとりあえず謝ればよいという考えをもって社会に出てしまったら・・・困るのは本人ですよね。
叱る時には、明確な理由をもって、子どもに伝えましょう。
子どもが何かしら行動する時には、必ず理由があります。
先日、ある研究者の方にお会いしたところ、こんな話をお聞きしました。
「小学生の頃、授業で”畑の肥料に糞尿を使う”ということを習った。だから、それが本当に植物のためになるのか試したくて、学校の花壇に自分の尿をまいた。
今ではいけないことだったともちろん分かるが、当時はなぜいけないのか聞いても、誰も理由を教えてくれなかった。
自分にとっては授業の内容に興味・好奇心を持ったからこそ、検証したくてやったことだった。
”だって・・・”と理由を言おうとしても、「だってじゃない!謝りなさい!」と言われただけだった。
そんなことが繰り返されて、「大人ってわかってないんだな」と感じていた。」
この方は、小さいころから好奇心が旺盛で、その好奇心から、他にも様々なことをやってみたそうなのですが、いつも頭ごなしに叱られたそうです。
子どもの行動の意味をきちんと聞くことは、子どもに寄り添うことでもあります。そこから、信頼関係が生まれるのです。
「小さいから、理由を言ってもわからないだろう」
と思うことは、”大人の怠慢である”と私は思います。
子どもは大人が思うよりも、本当に多くのことを感じ、理解しています。
生まれたばかりの子どもにも話しかけるのは、それをその子が理解していると信じているからですよね?
”きちんと理由を伝えて叱る”のは、そのことと同じ。
どんなに小さくても、きちんと説明することが、子どもの理解力・判断力を育てるのです。
子どもの可能性は無限大!