おはようございます。
乳幼児からココロが震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子ども=”地球人”をプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
みなさんは、『えいごであそぼ』という番組をご存知ですか?
そう!NHKの人気番組ですよね。
今日は『えいごであそぼ』の総合指導を務める、佐藤久美子教授のインタビュー記事をもとに、外国語習得をするために必要なことを考えていきましょう!
目次
せかいくでは、外国語を習得するのにはまずは母国語をしっかり取得することが大切だと考えています。
これには、佐藤久美子教授も同じようなことを述べています。
『外国語の習得には母国語の語彙力を高めることが大切だ』と。
なぜなら、”音をたくさん反復することが言語の習得につながる”からです。
3~6歳の子ども、約200人を調査したところ、「日本語の語彙力が高い子どもは、日本語の反復が上手にでき、さらに英語の反復も上手にできる」という結果も出ています。
まずは、母国語である日本語でコミュニケーション能力を高め、言語習得の土台となる「コミュニケーション能力」を引き出し、高めてあげることが大切なのですね。
では、どうすれば語彙力の高い子に育つのか?
語彙力の高い子どもを持つ親に共通している特徴を、3つのポイントとして押さえておきましょう!
例えば、子どもが「これ、おいしいね」言ったとします。
けれど、携帯をいじっていたり、聞いていなかったりすると、子どもは”話しても聞いてもらえない”と感じ、話す機会をなくしてしまいます。
これに対して、子どもが「おいしい!」と言った時には、「おいしいね。」と反復してあげるのです。
すると、自分が発した音が反復されたこと、聞いてもらえた安心感から、子どもは語彙力を増やし、どんどん話すようになるのです。
親がたくさん話していては、子どもは話すタイミングを見失ってしまったり、口を挟むすきがなくなったりしてしまいます。
これでは、子どもの話す機会がありませんので、当然、語彙力を高めるのは難しくなります。
親が上手な聞き役になることが、子どもの”反復”を引き出し、言語習得の土台を作るのです。
その方が子どもも聞き取りやすく、反復しやすくなるのです。
それが結果的に、子どもの話す機会を作り、たくさん発言することを促すことに繋がるのです。
いかがでしたか?
この3つのポイントを守ると、子どもが2歳になった時に話す量が大分違ってくると佐藤教授はいいます。
このような、日常生活の中での「繰り返し=反復」の中からコミュニケーション能力が磨かれていれば、日本語の語彙力も高くなるのはもちろん、英語やそのほかの外国語に触れた時の反応もずっと良くなるのです。
もちろん、今からでも遅くはありません!
3つのポイントの中から、ちょっと足りなかったかも・・・と思われるところを、ぜひ今日から実践してみてくださいね!
子どもの可能性は無限大!
Category 専門家コラム . 発達 . 親と子のコミュニケーション 2016.05.31