”保育園落ちた日本死ね”から”幼稚園落ちた日本死ね!?”

Spread the love

yjimage

おはようございます。

乳幼児から心が震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもをプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。

今、日本中を駆け巡る、保育園問題。

幼稚園教諭としての経験、保育士としての経験、どちらももつ私としては、見逃せない問題です。

今後日本が子どもたちへの投資にどれくらい尽力するのか?気になるところです。

(保育園問題や日本がこれまで子どもに対してどれくらいお金をかける気でいるのかは以前のコラムにも書かせていただきましたので、そちらも合わせてご覧いただければと思います。→「子どもの未来のためにぜひ行ってほしい場所。」

しかし!実は保育士だけではなく、幼稚園教諭も同じ問題に直面しているのです!

Sponsored Link

保育士だけでなく、幼稚園教諭も苦しんでいる!

今、問題になっている”保育士問題”。

保育士のなり手がいないことや給料の安さ、仕事の大変さなどに注目が集まっていますね。

これまでなかなか注目されていなかったことだけに、今回のことでやっと考えてくれるようになったかと、個人的には嬉しさも感じております。

しかし・・・苦しんでいるのは保育士だけではありません!

幼稚園教諭も、同じように苦しんでいることをぜひとも知っていただきたいと思います。

幼稚園教諭は”先生”だから給与も良い?

保育士問題について書かれている記事でよく見るのが、「保育士も”先生”と同じような待遇にすべき」「幼稚園教諭と同じよう給与体制にするべき」というもの。

確かに、幼稚園は文部科学省の学校教育法にも基づいているため、幼稚園教諭は”先生”ということになるのですが・・・給与としては、小学校教員などとは明らかに差があると感じています。

今問題になっている保育士問題と同じような問題が、幼稚園教諭にも起こっているのです。

給与も安く、子どもたちが帰った後が仕事開始!ともいえるように、そこから掃除、打ち合わせや次の日の部屋のセッティング、準備、工作・・・などなど、やることがたくさん!

一日の勤務時間は12時間を超えることが当たり前です。

また、家に帰っても持ち帰って仕事をし、土日も家で仕事をしている・・・という状況。

(早く帰宅している園もありますが、その分家で仕事をしているところがほとんどです。)

幼稚園教諭だからといって保育士よりも待遇が良いかというと、そうでもないのです。

(正直、幼稚園教諭として働いていたころは、保育士の方がシフト制でしっかり帰宅できる環境が多いと思っていたので、いいなぁと感じていたくらいでした。)

幼稚園落ちた日本死ね!?

正直、言いたいことはまだまだたーっくさんありますが、一番声を大にして言いたいことは・・・

『保育士も、幼稚園教諭も思っているより楽ではない』

ということです。

給与的にも体力的にも安定して働けかと言えば難しい環境ですし、子どもの命と成長を預かる責任のある仕事でもあります。

「子どもと遊んでいればいい、誰にでも出来る仕事ではない」ということを、分かっていただきたいと思います。

ここできちんと対策をとらないと、いずれは保育園だけではなく、”幼稚園落ちた”という声が聞こえるようになるかもしれませんね。

 

この記事を書いた人

関口真美
関口真美代表
世界×教育=せかいく代表。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴16年以上。
これまで約2,000組の子ども達、保護者と関わってきた経験を持つ。

その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまうご両親の相談に多数のってきたことから、

「よりお子様の特性・ご両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」

と思い、
・我が子を”世界人”にするフルオーダーメイド教育コンサル(ペアレントトレーニング)
・旅を通してグローバルを学ぶ実践型グローバル教育(旅行同行)
・国際マナー講師
・セミナー、講演
を行っている。
※世界人=地球上どこでも堂々と活躍出来る人

『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットー。

Category 専門家コラム 2016.04.13

Translate »