テキトーなのに、1人でできる子が育つというタイトルに、“どういうこっちゃ!”と思いながら、興味津々で読み進めました。
目次
誰もが“完璧な子育て”をしたいと思っているけれど、そんな子育て方法ははっきり言ってありませんよね。
子どもは1人ひとり違う性格、個性をもっています。
そのため、誰にでも当てはまる子育て方法などないのです。
しかし、世の中にはたくさんの子育て情報があります。
「早期教育は〇歳まで、小さいころには〇〇を食べさせると良い、○○はやってはいけない・・・」
などなど、“どれが本当でどれを実践すればよいの!?”と混乱して、1つひとつの情報に右往左往・・・
そんな時、「テキトー母さん」はこう言います。
「テキトーが一番!」
この本は、過干渉になりすぎず、神経質にならず、目の前の子どもの
“ありのままの姿を受け入れましょう“
と親御さんに伝えています。
お子さんの短所も見方を変えると長所になります。
“短所を長所だと捉えられるように、親自身が見方を変えましょう”
とも伝えていると、読みながら感じました。
確かに、子どもは親が手をかけない方がなんでもできるのが早くなります。
“まだ早い、まだできない、小さいから仕方ない”
ではなく、子どもを信じてあげることが大切。
また、作中にもあるように、“子どもの行動を見ると怒ってしまうので、あえて見ない”という選択も、時には必要なのかもしれませんね。
読み進めていくと、まぁまぁ共感するところをもあれば、「え、ここはしっかりさせようよ」と思うところもありました。
個人的には極端な面があると思っている本書ですが、これくらい余裕な気持ち(!?)を持つことも、子育てには必要なのだろうと思います。
場面場面によって言い回しや子どもへの対応をそれぞれ記載してありますので、さらっと読むことのできる一冊です。
機会がありましたら、お手にとってみて下さいね。
第一章 言葉編
第二章 お勉強編
第三章 しつけ①家の中編
第四章 しつけ②お出掛け編
第五章 お母さんの行動編