先日、布おむつについてご紹介させていただきました。(→「今注目の布おむつ!5つのメリット・3つのデメリットとは?」)
今日は「海外でも布おむつって使っているの?」という疑問にお答えして、海外のおむつ事情をご紹介したいと思います。
目次
実は近年、海外でも布おむつは注目されています。
その理由は…「ゴミ問題」。
子どもの肌に優しいというのももちろんありますが、ゴミ問題が1番の問題のようです。
というのも、おむつのゴミ処理は“埋め立て”という方法をとっているから。
埋め立てる土地がなくなってきているのですね。
また、かなりの量が出るおむつは環境問題にも影響してきます。
その点、ゴミのでない布おむつは国としてもぜひ使ってもらいたいもの。
そのため、ドイツやイギリスでは、布おむつを積極的に普及させるため、「補助金」制度を取り入れています。
補助金が出るなら、使ってみようと思いますよね。
アメリカでは、紙おむつの健康被害が認識され始めているようですが、もしマスコミなどが、紙おむつの難点や危険性を指摘しようものなら、メーカー側が莫大のお金を払ってでも阻止するという事実もあるそうです。
うーん、なんといったらよいのやら・・・
タイや発展途上国などの国では、紙おむつは高級品。
そのため、布が主流となる一方で、お尻が丸出し・・・なんてことも。
家の床が板張りなので、さっと拭くだけでよく、掃除も簡単なのだとか。
紙おむつならではなの、蒸れる・かぶれるという難点も、回避することができますね。
おむつ事情で外せないのは中国の股割りズボン。
みなさん、1度はテレビなどで見たことがあるのではないでしょうか?
おしりの部分がぽっかり空いていて、ちょっと衝撃的ですよね。
これは近年では、見た目やマナーの点から現地でも反対の声もあるようですが、いわば、昔から続く「文化の継承」のようなもの。
確かに現代では様々な意見もあることかと思いますが、1つの文化が消えてしまうのは、やはり寂しいものですよね。
個人的にはぜひ次世代にも受け継いでいってほしいと思います。
そしてやはり、紙おむつを使用していないため、おむつ外れは早いようです。
いかがでしたか?
紙おむつの普及で環境や処理に困り、布おむつを推奨する国もある一方で、紙おむつが高級品などの理由のため、布おむつ(もしくは使っていない)を使用している国がある…
世界には国によってこんなに違うところがあるのだなと思うと、考えさせられますね。
世界の文化の違いについて考えること・知ることは、自分の価値観や思考と向き合うためにも必要だと思います。
『せかいく』では、今後も乳幼児期から心が震える世界体験を提供していきます!