長い方は、今もお休み中!という方もいるのではないでしょうか?
ゴールデンウィークもそうですが、『連休』というと、「どこかに出掛けよう!」と思うご家族も多いかと思いますが・・・
その「お出かけ」、もしかしたら子どもを疲れさせているだけかもしれません。
目次
連休明けは仕事に行きたくない・・・と思うこと、ありませんか?
実は、そのような気持ちは幼児にもあるのです。
それが、『連休疲れ』です。
連休に家族で出掛けるのはとても楽しいこと。
思い出も沢山でき、子どもたちもおおはしゃぎですよね。
しかし、「お出掛け」に興奮している子どもたちは、自分の体調を自分で管理することが難しく、”見かけの元気の裏で、実は疲れている・・・”
なんてことも。
連休中は、”子どものために!”とたくさん出掛けるよりも、家でゆっくり家族で過ごす日を作ることが子どもの体調にとっても大切なのです。
ゴールデンウィーク明け、”園に行きたくない!”と泣いてしまった子もいるかと思います。
大分園に慣れてきたシルバーウィーク後は、以前より落ち着いているとはいえ、「なんだかぐずぐずしている・・・」なんてことはありませんか?
実は、それも連休疲れが原因かもしれません。
臨床心理士の北原知典さんは、
『幼児は親を基地にして力を蓄え、外へ出て行く。登園を嫌がるときは、親と離れられないくらい疲れてしまっている証拠』
と述べています。
出掛けることは、少なからず子どもに緊張や興奮を与え、家庭より疲れやすい環境になります。
もし、”なんだかぐずぐずしているな・・・”と感じたら、今度の週末は家でのんびり過ごしましょう。
『自分の家=家庭』という安心した環境で親と過ごすことで、心と体を充電させてあげましょうね!
また、安定した気持ちで登園するためには、お休み中に生活リズムを整えることも大切です。
子どもは体調の変化によっても気分が大きく変わるため、“眠い”、“疲れた”という理由でも、幼稚園などに行くのが嫌になってしまうことがあります。
お休み中になりがちな、“夜遅くまで起きていて、朝は遅くまで寝ている”という状態から、「さぁ、幼稚園の時間よ!」と急に早起き生活に戻すことは至難の業。
お休み中から、“早寝早起きをする”、“決まった時間に食事をする”など、少しでもいつもの生活リズムを意識して過ごすことで、連休明けのぐずぐずを防ぐことが出来ますよ。
お休みは、家族とずっと一緒に過ごし、絆を深める大切な時間。
リラックスして過ごせるように、お休みや連休中の予定は詰め込みすぎないよう留意しましょうね(*^-^*)
※ちなみに・・・「連休疲れ」という言葉は日本人ならではの言葉です。
Category 専門家コラム . 親と子のコミュニケーション 2015.09.25