おはようございます。
世界×教育で教育迷子から脱出し、子どもの真の才能を発掘し伸ばす!
あなたと子どものHappy Lifeをプロデュースする、教育迷子のコンサルタント、Masamiです。
あなたは子どもの耳掃除はどれくらいの頻度で、どんな風に行っていますか?
”子どもがなかなか耳掃除をやらせてくれない・・・”
”動いてしまって上手く掃除できない”
”怖い・・・”
などという意見をいただき、「子どもの耳掃除ってどうしたらいいの?」というご相談をいただきましたので、
今回は子どもの耳掃除についてご紹介していきたいと思います。
まずは、耳垢のことから学んでいきましょう!
目次
耳垢のタイプには種類があります。
日本人の6割はカサカサ、4割はベトベト、そして欧米人はベトベトタイプが多いと言われているのです。
(ベトベトだと誤解を生むかもしれませんが、湿っている耳垢ということです。)
これは、入り口から3分の1の所に耳あかの元となる油を分泌する「耳垢腺(じこうせん)」が多いか少ないかで決まってきます。
日本人はこの耳垢腺が少ない人が多く、欧米人は多いため、タイプが分かれてくるのです。
日本人にとってはメジャーな”耳かき”。
ですがこれ、欧米ではほぼ売っていないということはご存知でしたか?
その理由は・・・耳かきは、カサカサタイプの耳垢にのみ有効だからです。
ベトベトタイプでは、耳かきで取ることはできません。
このタイプに有効なのは「綿棒か、耳鼻科に行くこと」です。
欧米の人が耳垢をとるときには、耳鼻科に行く割合が多いのも、このためです。
では、ここで本題!
子どもの耳掃除はどうしたらよいのか?
それは・・・『そんなに気にしなくて大丈夫!』
極論をいうと、これです。
耳垢というものは、自然に排出されるようになっています。
それは、大人も子どもも同じ。
また、頻度としては、多くても1か月に1回ほど行えばOK。
耳の小さい子どもには、耳かきよりも綿棒で行ってあげる方が、鼓膜に傷をつく危険性、耳垢を奥に押し込む可能性が少なくなり、安全です。
どうしても嫌がる場合には、無理に取ろうとせず、耳鼻科でとってもらうという選択肢も考えましょう。
「耳垢くらいで耳鼻科なんて・・・」
と思わなくても大丈夫です。
前述したように、欧米では耳垢は耳鼻科の先生にとってもらうのが一般的。
恥ずかしからずに、ちょっと難しいなと思ったらプロにお任せしましょう。
その方が安心、確実です!
なぜなら・・・耳はとってもデリケートだから。
子どもに”やって欲しい”とお願いされても、やりすぎないように注意しましょう。
耳の中の皮膚はとても薄いので、知らずに傷がつき、外耳炎になってしまった!
なんてこともあるのです。
外耳炎とは、耳の入り口から鼓膜までにある”外耳道”という場所が、炎症を起こす病気です。
炎症が起こると、痛み、かゆみ、灼熱感(しゃくねつかん)、耳だれ、耳閉感、耳鳴り、難聴などの症状が出ます。
その他にも、「ん?これって・・・?」と疑ってほしいのが、『耳垢の臭い』です。
耳掃除をしていて、子どもや自分の耳垢が「あれ?何か臭う・・・」と感じたことはありませんか?
いつもは臭わないのに、急に臭うようになった、片耳だけが臭う、などの症状が見られたら要注意!
それが外耳炎のサインなのです。
耳だれがなくとも、痛みやかゆみがなくとも、急に耳垢が臭うようになったらぜひ耳鼻科を受診してみてください。
外耳炎になってしまう原因で一番多いのが、『耳掃除のやりすぎ』なのです。
耳かきや綿棒で頻繁に掃除をすると、もともと皮膚の弱い外耳道に傷をつけてしまいます。
そしてそこから炎症が広がり、外耳炎になってしまうのです。
繰り返しになりますが、耳掃除は月に1回、乳幼児であれば必要ないとも言われています。
また、プール後やお風呂後は皮膚が柔らかくなっていてやりやすいと思いますが、逆に言えば、柔らかいからこそ傷つけやすい環境になっているとも言えます。
なるべくだったら、その時間帯は避けて掃除をしましょう。
炎症が軽度であれば、多くの場合は耳を触らずに放置しておけば、自然に治ります。
1〜2日たっても症状が軽くならない、または、ひどくなる場合は、耳鼻科を受診しましょう。
しかし、軽症でも子どもの場合はかゆみがあるとひっかいてしまい、酷くしてしまう恐れがあるため、おかしいなと思ったらすぐに受診するようにしましょう。
そして、治療としてまずは耳鼻科で幹部を消毒してもらいます。
軽度であれば、日に数回、抗生剤や副腎皮質ステロイド薬を含んだ軟膏を綿棒でつけるだけです。
炎症を抑える飲み薬も一緒に処方される場合もあります。
しかし、酷くなると手術が必要になります。
また、アレルギーなどにより外耳炎を発症することもあり、治療法は個人により変わってきますので、
・なんだか最近子どもの耳垢が臭う
・しきりに耳(の中)を触っている
・名前を呼んでも反応しないことが増えたなど、聞こえているのかいないのか分からない時がある
などの症状が見られたら、耳鼻科へ行くようにしましょう。
いかがでしたか?
子どもの耳の状態はなかなかわからないし、取ろうとしてもうまくいかないなど、どのようにすればいいのかわからないこともあるかと思います。
けれど、そんなに神経質にならなくても大丈夫。
赤ちゃんの時は、耳垢が入口まで出ていたら、入口を綿棒やガーゼで優しく拭いてあげるだけで十分でしたよね。
幼児期も、そんな気持ちで、気楽に構えましょう。
前述したように、耳掃除が好きで気持ちよく感じるお子さんは、頻繁に「やって!」と言ってくるかもしれませんが、お子さんがいくら好きでも、耳かきではなく綿棒を使っていても、やりすぎには要注意ですよ!
もちろん、耳掃除をする時には頻度もそうですが、奥に行きすぎないようにすることにも気を配りましょう。
そして、たまには耳鼻科に行って耳をチェックしてもらい、耳の健康を守ってあげて下さいね。
実は、何を隠そう私自身が外耳炎になってしまった経験があるのです。
私は花粉症を持っており、花粉の季節は耳の中までかゆくなります。
そのため、よく綿棒で耳掃除をしてしまっていました。
それほど力をいれていたわけではないので、まさか外耳炎になるなんて思ってもみませんでした。
そして、そんな私が
「ん?何かおかしい・・・」
と思い。耳鼻科を受診したきっかけが「耳垢の臭い」。
いつもはしない臭いが、片耳だけに現れたのです。
痛みもかゆみもあまり感じなかったのですが、少々心配で耳鼻科にいくと、
「外耳炎」
という診断が・・・
今は、耳を必要以上に触らないように気を付けて過ごしています。
みなさんも、お子さんの耳にこれといった症状がなくとも、いつもしない臭いがしたら要注意です!
耳掃除の頻度に気を付けて、ぜひ耳垢からも、子どもの健康状態を把握してあげてくださいね。
健康な体があってこそ、子どもの可能性は伸びていくのですから。
あなたと子どもの可能性は無限大!
※「なんだか子どもの様子がいつもと違う」「子どもの教育、どれがいいのか分からない」。など、子どもの教育で迷子になってしまったら。