絵にはその時の状態や気持ちをよく表すといいますよね。
絵を描くことで心が落ち着いたり、普段言えない気持ちを吐き出したりと、セラピーの役目も果たしていますよね。
そんな「絵を描く」ということが、子どもの発達状況の一つの目安になるということはご存知でしたか?
今日は、子どもの描く絵から、発達段階をみていきましょう!
目次
この時期は、「なぐり描き」がよくみられるようになります。
なぐり描きの順序としては・・・
1.はじめは、点や短い線をたたくように描く
2.手首だけでなく、ひじも使うようになり、線はなめらかになる
3.線に意味をもたせて、つぶやきながら描く
と、いうようになります。
初めはクレヨンなどを、トントンとたたいている姿をよくみませんか?
それがなぐり描きの始まり。そのうちに線ができ、手のコントロールが手首とひじで上手にできるようになると、渦巻きなどの線を上手く組み合わせて描くようになるのです。
この時期は話ことばの獲得期で、一生に使用する大部分の言葉を獲得する時期にあたるとも言われています。
思考の芽生えが生じるのもこの時期。
描いた丸を『○○だ』というように、言葉で意味をつけられるようになります。
単なる手の運動の線から、具体的なイメージとが結びつけられるようになるのです。
3歳児後半になり、3歳の節を越えると、自分の描いた絵について話が出来るようになってきます。
この時期は、子どもは頭の中でイメージを膨らませながら描いていますので、周りの大人が、形にあまりこだわらず、子どもが豊かに描いた絵で、自分の心を話せるように促すことが大切です。
どうしても正しい形を描いてほしくなってしまうかもしれませんが、幼児期の子どもは見た物をそのまま描くわけではありません。
子どものイメージを大切にしてあげましょう!
いかがでしたか?
上記以外にも3歳児前後の絵の特徴がありますので、3歳~6歳の発達については、また明日お伝えします!