さて、先週あたりに少々体調を崩し、アデノウイルスかも?とお伝えしていたわたくしですが・・・
ここにきて、ようやくはっきりとした原因がわかりました!それは・・・なんと『りんご病』だったのです!
「え?りんご病って子どもがなるものじゃないの?」と思われた方もいるかと思いますが、実は大人でもかかります。
そして、大人のりんご病は、実にやっかいなのです・・・
目次
さて、りんご病と聞くと、どんな症状が思いつくでしょうか?
大抵の方が思い浮かぶのは、
・ほっぺたが真っ赤になる
・高熱が出る
というようなものではないでしょうか?
子どもでは、ほっぺたが赤くなるということはよく見られますが、大人になると、その症状が見られないこともあるのです!
実際の私の経過でいうと・・・
・微熱が出て、風邪の症状がでる
・頭痛がする
・それらがなくなった後、3日くらい、腕・脚に赤い発疹がお風呂上りに見られる。(しかも痒い)
・さらにそれが収まった後、一週間くらいむくみと関節痛が治らない ←今ここ。そしてりんご病と判明。
というような流れです。
”ほっぺたが赤くなる”ということはありませんでした。
腕や脚にみられた発疹も、そこまでひどくはなく、「風邪ひいていたからかな・・・」くらいにしか思っていませんでした。
このように、ただの風邪や他の病気と思われがちなのが、大人のりんご病なのです。
それがなぜ、再度病院にいくことにしたかというと、今までにない症状が現れたからです。
そしてそれは、子どものりんご病とは明らかに違う点でもあります。
それは・・・「むくみ」と「関節痛」です。
私自身、現在進行形でむくみと関節痛に悩まされています。
日常生活の中でむくんだ経験はあるかと思いますが、それが一週間も続き、膝や足首・足指、さらには手の指や肘にまでむくみと痛さがやってくれば、”これはただことではない!”と思うはず。
私も、”全身のむくみは内臓の病気とも聞くし・・・”という不安から、病院を受診することを決めたのでした。(ちなみにそれ以外に症状はありません。)
そして結果はりんご病。
熱も下がってだいぶ経つので、まさか!と思ったので驚きでしたが、原因が分かってホッとしました。
さて、原因が分かってホッとし、すぐに治るだろうと思っていましたが・・・実はりんご病には明確な薬がないのです。(これは子どもも同じです。)
対症療法をすることはできますが、自然に治るのを待つしかないのです。
そして、大人の場合、むくみや関節痛などの症状はひとによって一か月以上かかることも・・・
しかも、その間かゆみがぶり返したり、むくみと関節痛が良くなったり、悪くなったりを繰り返すそうな・・・
・・・この先がとても憂鬱になってきましたが、何事も経験!と思って、早く治ることを祈るしかありません。
ちなみにこのりんご病、子どももそうですが、発疹が出た時点でもう感染力はありませんのでご安心を!
このように聞いたことはありませんか?
ネットでも、「一度かかると二度とかからない」としているところもあれば、「何度でもかかる」と言っているところもあります。
で、私の結論ですが・・・「何度でもかかる」と思っておいた方がいいと思います。
なぜなら、実際に私も子どもの時にかかりましたが(親に確認済)、大人になった今もかかってしまったからです。
抵抗力の弱い子どもの時にかかれば、大人ではかかりにくいとはいえ、抵抗力が弱っていたりすると、大人でもかかることがあります。
(子どものときに何度もかかる子もいるそうです。)
風邪によく似た症状が現れるこの病気。
「一度かかったからりんご病じゃないね。」と捉えるのではなく、「もしかしたら!?」と疑ってみることが大切です。
いかがでしたか?
大人では発見しずらいものですが、妊娠中にかかると、胎児の70%が流産したり、死産になってしまったりする恐ろしい病気でもあります。
子どもと接する仕事をしている方、お子様がいる方、りんご病は春から初夏にかけた、まさに今の季節に流行することが多いです。
ぜひ手洗い・うがいを積極的に行い、気を付けて過ごしてくださいね!
Category 専門家コラム 2015.06.30