今日は「2歳の子がYouTubeにはまってしまって、どうしたらいいのか・・・」というお悩み相談が来ました。
その方はメールでお問い合わせをいただきました。
最近は子どもたちもITに触れる機会が多くなってきましたよね。そんな中、まだ触れなくてもいいのではないか・・・と思う年齢の子が、ずっとスマホをいじっていたりする光景を目にする機会も多くなった気がします。
まさにその方も、小さいころ頃からはまってしまうのが心配・・・ということから、お悩み相談をいただきました。
目次
さて、具体的にどんなことがきっかけにはまってしまったのか、どれくらい見ているのか、内容に統一性があるのか・・・などなど、たくさんの質問をさせていただきました。
その中で、YouTubeにはまってしまったきっかけになったのは、「ぐずった時に見せたこと」とお答えいただきました。
これは、同じような状況になってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
電車内や公共の場だと、”すぐに泣き止ませなきゃ!”という思いに駆られてしまい、すぐに気を引けるものを与えてしまう・・・
周囲の目がありますので、焦る気持ちもよくわかります。
”それからビデオやYouTubeをやめられなくなってしまった”ということで、どんなことをしたらやめてくれるのか、本当に悩んでいらっしゃいました。
では、具体的にどのようなステップを踏んでいけばいいのでしょうか?
色々とヒアリングをしていく中で、相談者の2歳のお子さんは、それほどYouTubeやビデオに依存していないと判断しましたので、以下のようなアドバイスをさせていただきました。
・まずは、ご両親がテレビやビデオを流しっぱなしにするのをやめる。
見たいものがあるときにだけつけて、集中して(?)見るようにすると、メリハリができる。(出来ることなら、テレビを見ないことが一番なのですが・・・急にはなかなか難しいですよね。)
・ぐずった時はすぐにYouTubeを見せない。
出かける時は、お子さんが興味のあるようなおもちゃや絵本をあらかじめ用意しておく(荷物は増えますが・・・)、話しかけて気をそらすなどをして、どうしてもだめだったら最後の手段として見せる。
その際は、「これが終わったらおしまいね」などと、時間を決めてから見せるようにする。また、5分・10分で終わる短いものにし、どのくらいの時間みせれば落ち着くのか見極める。
これはもう散々やってきたのかもしれませんし、上記に触れたように、電車の中や公共の場所だとすぐに”泣き止ませなきゃ!”って思う気持ちもわかります。
しかし、脱YouTubeを目指すなら、なるべく見せないようにすることが大切だとと思います!
子どもは、大人がせっかく決意して見せないようにしても、大人の中で勝手に“電車の中なら見ても良い”という風にしてしまうと、「どうなってるの!?」と混乱してしまいます。
一度決意したら、(子どもの様子を見ながらではありますが)親も貫き通すことが必要だと思います。
また、どうしてもの時にはYouTubeの中に、絵本のようなものがありますので、それを見せてあげましょう。(もちろん、実際に感触を得られる絵本の方がいいのですが・・・)
・一人で黙々と見せない
見る時には、これも重要です。
実は私もテレビっこですし、ビデオなども大好きです。けれど、一人で集中してみるのは小学校に上がってからでいいと思っています。
乳幼児期には、ビデオなどを見ながらでも、それを遊びのひとつと捉えて、一緒に歌ったり踊ったり、声を掛けながら見ることが大切だと思います。
ビデオやYouTubeが一つの遊び=おもちゃになるように。
子どもは退屈を感じた時に、一人でいても刺激をくれるビデオやYouTubeに魅力を感じてしまうものです。
けれど、それらを見ていても、親が一緒に語りかけたり踊ってくれたりすると、当然大好きな親の方に目がいくため、ビデオをつけててもそちらにばかり目が向くことはありません。
それを繰り返していくと、ビデオなどをつけてても、そっちにばかり集中してしまう・・・ということはないでしょう。
もちろん、子どもの性格や家庭環境によっては一朝一夕にはいかないとは思います。
子どもが集中してくれれば、その間に家事などが進むこともあり、助かる面もあるのも事実です。
しかし、それにばかり頼ってしまうのは考え物。
ビデオやYouTubeに子守をさせるのではなく、親子のコミュニケーションツールとして上手に活用しましょう!
そして、少しずつ見る時間を少なくしていけるといいですね(*^_^*)
Category 専門家コラム . 親と子のコミュニケーション 2015.06.29