チリの幼児教育事情。

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うちにはチリに20年(だったかな?)在住していたベテランの保育士さんがいます。その方は日本人ですが、旦那さんがチリの人。
今日はその方とチリの幼児教育についてお話した時の話です。

チリではメイン(担任)、アシスタント、お掃除の人、とはっきりきっぱり別れているようで、お掃除の人以外は掃除は子どもたちももちろん、先生たちもやらないのだとか。メインはクラスを動かしますが、お外に出て遊ぶのはアシスタントの仕事。メインは遊びの時間の時は自分の部屋に引っ込んで教材の準備をしたりするそう。

なので、子どもに何か提供する時にも導線がなく、結局はごちゃごちゃになるのだそうです。
(例:絵の具遊びをするのに、1人1本筆を持たせるのか、その色毎に筆を分けるのか決めない。そのため、すぐに色が混じってしまう。ぐちゃぐちゃになったものはお掃除の人が片付けるので子どもはそのまま遊びに行く。)

日本では準備から片付けまで子どもたちと共に行い、どのようにやらせるかを事前に細かく考えて保育するのが基本。

絵の具は次に使うクラスの事を考えて色が混ざらないように準備をするし、自分が汚したものは自分たちで片付ける。

子どもの動きを中心に日案を作り、動く。

それが基本なので日本で保育をしてきた私にとっては驚き。その先生もそこで働いている時は驚きと戸惑いと憤慨があったそう。(やっぱりお行儀もあまりよくないらしいのです)もちろん、その国の文化を否定する気はまったくないけれど、私は日本式の方が好き。なんせ純日本人ですから!笑

これから日本の子どもたちが海外に出て、どんなに外国語をペラペラ話せても、日本人としてのアイデンティティー、誇りを忘れずに活躍して欲しいと思ったし、自分のビジネスでそんな国際人を育てたい!と強く思いました。

なぜ、こんな話になったかというと、うちに研修にくる人たちがあまりにも気配りを持って仕事をすることが出来ないから。みんな英語はペラペラなんだけど、それだけじゃダメなんだなー、日本人なんだもの!と、その元チリ在住の先生と盛り上がったネタでした笑

自分のことは言えないけど…

この記事を書いた人

関口真美
関口真美代表
世界×教育=せかいく代表。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴16年以上。
これまで約2,000組の子ども達、保護者と関わってきた経験を持つ。

その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまうご両親の相談に多数のってきたことから、

「よりお子様の特性・ご両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」

と思い、
・我が子を”世界人”にするフルオーダーメイド教育コンサル(ペアレントトレーニング)
・旅を通してグローバルを学ぶ実践型グローバル教育(旅行同行)
・国際マナー講師
・セミナー、講演
を行っている。
※世界人=地球上どこでも堂々と活躍出来る人

『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットー。

Category 世界の文化 2014.12.05

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