おはようございます。
乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
先日、「海外に骨を埋めようと思っていた。」というAさんにお会いしました。
海外へ行きたくて、海外に住める職を得たというAさん。
それが、あることがきっかけで日本に帰ってくる決意をしたそうです。
海外に骨を埋めようと思っていたAさんが、なぜ日本に帰ってきたのか?
そこには、海外生活を経験しているからこそ感じる”子育て感”がありました。
目次
せかいく(以下せ):「Aさん、今日はよろしくお願いします。早速ですが、Aさんはどちらの国にお住まいだったのですか?」
Aさん:「イギリスに10年住んでいました。イギリスから平日だけイタリアに行き、土日はイギリスにという単身赴任生活も経験しました。ほかにも、タイなどにもいたことがあります。」
せ:「多くの国に行かれているのですね!イギリスには何がきっかけで?」
Aさん:「コンサルティングの会社に入り、プロジェクト期間中の半年だけということでイギリスに行きました。
それが、気がつけば10年も住んでしまいました。(笑)」
せ:「半年が10年!それはすごいですね(笑)
その時は既にご結婚をされていたのでしょうか?」
Aさん:「はい。妻は日本で出会った日本人です。半年なら・・・ということで、一緒についてきてくれました。」
せ:「素敵な奥様なのですね。元々はイギリスに骨を埋めようと思っていらっしゃったとか?」
Aさん:「そうなんです。僕は海外にずっと住んでいたかったんですよね。」
せ:「それが、なにがきっかけで日本に帰ってくることになったのですか?」
Aさん:「1つは妻のことですね。さすがに10年も住んでいたら、”もう嫌”と言われてしまって・・・(笑)
でも、一番の理由は子どものことです。」
せ:「お子さんのために日本への帰国を決意されたのですね。
そこにはどのような思いがあったのですか?」
Aさん:「僕は仕事柄、多くの外国人と一緒に仕事してきました。
また、海外にある日本の会社のコンサルティングもしてきたので、日本人の働き方と外国人の働き方、両方を見て、一緒に仕事をしてきました。
その経験から、”自分が何なのか、自分はなに人なのか、どの文化・価値観を持っているのか”という『自分の軸』がないと、世界ではやっていけないと痛感したのです。」
せ:「『自分の軸』ですか。」
Aさん:「そう、”軸”です。軸がなかったり、ぶれたりすると、自信がなくなってしまったり、意見が言えなくなってしまったりする。だから、その軸をしっかり育てることが大切だと感じたんです。
当時、子どもは9歳。現地校に通い、このままイギリスにいてもいいかなと思ったのですが、成長する子どもを見て、どっちつかずになっていく(=自分の軸がない状態)ことを感じ、やっぱり日本に帰ろうと決意し、帰って来ました。」
せ:「なるほど。やはり、自分の中に、”確固たる自分”がいないといけないのですね。」
Aさん:「そうです。いろんな国の人たちを見てきましたが、やはり、活躍しているのは広い視野を持ちながらも、”自分”というものをきちんと持っている人です。
それは、自分がなに人であるかというのはもちろん、そこからの考え方や価値観、文化的背景がしっかりしているからこそ、堂々と発言したり、行動することができる(=自分の軸)のです。
また、そのような人は自分の国の文化も大切にしながらも、様々な価値観を柔軟に受け入れることもできるのです。
それがない人は、なかなか・・・」
せ:「確かにそうですよね。では、世界を見てきたAさんが思う、”日本人としての軸を持ちながら、世界の思考を柔軟に受け入れられる人になる”には、どのようなことが必要だと思いますか?」
気になる続きはまた明日、お伝えいたします。お楽しみに!
子どもの可能性は無限大!
Category 専門家コラム . 発達 . 真のグローバル人の育て方 2016.09.20