おはようございます。
乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもをプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
先週は、「英語が出来ても、海外では議論するという学習スタイルに適応できなければいけない」ということをお伝えしました。
(→「英語が話せても落ちこぼれる!大切なのは○○のスタイルに対応していくこと。」)
実はそれ以外にも、もう1つ、学んでほしい大切なことがあります。
今日は”英語以外にも学んでほしい、もう1つの大切なこと”をお伝えします。
目次
日本に住み、日本人を両親にもつお子さんの母国語は当然日本語です。
そこから、”海外で活躍するグローバル人材になって欲しい!”、”自分は英語で苦労したから、子どもには早いうちから!”と英語を子どもに入れたとしても、母国語できちんとものを考えられなければ、英語でものを考える力も当然つきません。
なぜなら、言語が確立していない時期に多言語をいれると、脳がどちらでものを考えてよいのか分からずに混乱してしまうからです。
その結果、結局どちらも簡単なことしか理解できない・・・という結果になってしまう例もたくさんあります。
(母国語でものを考えられる子は、外国語が話せても、頭の中では母国語で考えているそうです。)
ちょっと考えてみてください。
日本に住み、日本語を母国語として話す人の中にも、人によってはとっても難しい本を理解できる子もいれば、ちんぷんかんぷんという子もいるでしょう。
日本語でも難しい本は理解が難しいという子が英語なら出来るのかというと・・・そうではないですよね。
これはある経営者の方が言っていたことです。
「例えば、海外転勤でアメリカ・ドイツ・中国の三カ国に転勤していた家族がいたとする。
親はせっかくならトリリンガルになって欲しいと、どこの国でも現地校に子どもを入れていた。
しかし、その子が三カ国語でものをロジカルに考えることが出来るということは非常に稀である。
確かに、話せて理解は出来るかもしれない。
けれど、ちょっと難しい本や話になると、途端に理解できなくなる。
それは脳がどの言語を使ったらいいのか混乱してしまい、ものをロジカルに考える力を養えなかったからだ。
そういう人を本当にたくさん見てきた。」
今、「外国語が出来ればこれからの時代でも活躍できる!」「小さいころから外国語を習わせておけば安心!」と安易に考えている親御さんが本当に多いと感じています。
けれど、”外国語さえ出来れば良い”という考えは、本当に危険です。
子育ては子どもが大きくなればなるほどお金もかかるのが現状。
それらも含め、”いったい子どもにどのような人に育ってほしいのか?”ときちんと子どもの未来の姿を考えて、取捨選択することが必要なのです。
安易に周囲に流されてしまうのは、子どもと自分を苦しめてしまうことにもなりかねません。
親も、しっかりと自分の考えをもちましょうね!
子どもの可能性は無限大!
Category 専門家コラム . 真のグローバル人の育て方 2016.10.17