おはようございます。
世界を舞台にココロが震える本物体験を提供し、『あなたと世界をつなげる専門家』、ワールドLifeプロデューサーのMasamiです。
先週、嬉しいことにハンガリーの方との出会いがありました。
ハンガリーの教育や子育てについてお話させていただいたのですが、ハンガリーの教育の変化が実に面白い!
まるで日本を見ているようで・・・
目次
ハンガリーは中央ヨーロッパの国。
以前は東側に属しており、教育もドイツ式でした。
ドイツ式の教育はどんなものかというと・・・
「とにかく、ぜーんぶの科目を学習する。
選択科目などない。
すべて暗記、すべて学ぶ。」
というものです。
日本でも、高校生くらいになると、自分で理系に行くか文系に行くか選択することが出来ますよね?
けれど、ハンガリーではそのような選択がなく、すべての科目を学習していたのだそうです。
けれど、ドイツ式の学習方法を取り入れていたのは20年くらい前の話。
最近では、
”すべての科目を学習させるのは子どもの負担になる”
という考えから、アメリカ式の学習法を取り入れ、自分たちで好きな科目を選び、プロジェクトを行うなどの学習を行っているのだそうです。
すると、どんなことが起ったのかというと・・・
なんと、子どもたちの学力が下がってしまったのです!
そして、科目を選択することにより、”出来るものと出来ないもの”が出来てしまい、偏りが生まれてしまったのだそうです。
確かに、日本でも文系を選んだら文系の道(就職も含め)へ進む方が多いですよね。
また、文系か理系、どちらかを選択しなくてはいけない部分があると、やりたいことの幅が狭まってしまいます。
ドイツ式教育を経験してきたハンガリーの知人は、
「確かに大変な面もあったけれど、すべての科目を学習することで、文系も理系もすべて学ぶことが出来た。
とてもバランスよく成長することができ、(職などの)選択肢の幅が広がっているので、この教育に感謝している。」
と言っていました。
(確かに、私も文系、理系、どちらかを選ばなくてはならず、今現在理系がさっぱり分からず、今現在苦労しているという、偏った人間です・・・)
そんな、なるほど話を知人から聞いたあと、こんな記事を見つけました。↓
これは2014年に書かれた記事ですが、ここでこの記事に出会うのも、ご縁。
”理系の専門知識と、文系の発想力が融合した能力こそが、10年後最も必要とされるのだ。”
という記事の一説には納得でした。(個人的には逆でも良いのではと思うのですが。)
今の子どもたちは私たちが考えもつかなかった職に就く時代。
そんな時代を生きるためには、文系か理系、どちらかに偏るのではなく、どちらもこなせるオールマイティーになることが、未知数な時代を生き抜くコツになるのです。
バランスの良い成長を心がけていきましょう!
子ども&あなたの可能性は無限大!
Category マナー . 世界の文化 . 専門家コラム . 真のグローバル人の育て方 2017.07.25