突然ですが、みなさんお花見のご予定はありますか?
桜が咲き始めるとワクワクしますよね!
そんな日本人が大好きなお花見。
今日は世界も認める『お花見文化』に迫ります。
そもそもなぜ日本人は花見が好きなのでしょう?
その理由は…なんと古代神話に由来しているのです!
古代より、八百万の神の中には、山や田の神「サ」神が存在しました。
「クラ」とは神が鎮まる座を意味し、サ神がその根元に鎮座したとされる木を「サクラ」と呼ぶようになったのです。
サ神を信仰する古代の農民は桜の木に供え物をし、豊作を祈り、宴を行いました。
この行為が遺伝子として連綿と受け継がれ、日本人が無条件で桜を好む理由の1つになったのではないか・・・と考えられているのです。
自然を敬ってきた日本人の大切な根っこの部分に、桜はいるのですね。
また、花見が好きな(文化として定着した)理由として、海外と違うところは
1.四季を楽しめる(心を持っている)こと
(日本人で幸せだなぁと思う理由第一位でもあります!)
2.桜の下で、お酒やお弁当が楽しめる
(飲食禁止の国もある!)
3.気候が良い
(暑くもなく、寒くもなく、晴れる日も多い。花粉は辛いですが…)
4.マナーが良い
(世界で一番マナーが良いのが日本人の誇れるところ。一人ひとりがマナーやルールに気を付けましょう!)
5.お弁当文化がある
(お弁当文化の発展は世界も注目しています!)
6.自然崇拝
(八百万の神々を敬う心を自然に持っているなんて素敵ですよね!)
という5つの理由があります。
アメリカのワシントンD.Cやフランスのパリにも桜はありますが、アメリカでは飲酒どころか、シートを広げてピクニックをすることは禁止されていますので、日本のようなスタイルで桜を楽しむことは出来ません。
また、パリでは桜が咲く時期の気候があまり良くないため、お花見を楽しむことが難しいのです。
また、冷めたものを食べるという習慣があまりない国では、料理のバリエーションがあまりなく、華が足りない…なんてことも。
その点、海外でも話題の“BENTO”文化の発展した日本では、バリエーション豊富なお弁当がより花見に華を添え、楽しいものにしてくれるのですね。
さらに、美しい花を愛でながら、おいしい料理においしいお酒…と、世代を問わず楽しめて、世代間の交流も図れるのがお花見の良いところ。
日本人の心、『桜』と『お花見』。
古代から受け継がれてきた伝統を、これからもマナーをきちんと守って大切に受け継いでいきたい、世界に誇れる日本の文化のひとつです(*^^*)
Category 世界の文化 2015.04.02