今日は子どもの飲み物、野菜ジュース編と、まとめをお送りします。
昨日の記事で、清涼飲料水は糖分が多く、普段飲むと余計に喉が渇くこと、果物のジュースはアレルギーを起こす要因にもなりやすいことをお伝えしました。
実は、野菜についても果物と同じことが言えます。
作る過程で、本当に安全に作られているのか、皮ごと使用しているため、残留農薬が多くなっているのではないか?
と、不安に思われている親御さんがいるのも事実です。
また、市販のジュースは衛生面や保存性を考えて加熱しているため、酵素が取れません。
※加熱することにより、酵素は破壊されてしまいます。
これらのことを考えると、まだ消化器官の未熟な子どもに、野菜をジュースという形で与えるよりも、野菜そのものの素材の味を教えた方が良いのではないかと思います。
どうしても野菜ジュースを飲ませたいのであれば、自分で選んだ安心野菜をミキサーにかけて手づくりするのが良いと思います。
では、最後に果物・野菜のの摂取の仕方&まとめです!
☆果物・野菜の摂取の仕方&まとめ
・果物・野菜そのものを食べる場合は、皮や種を食べる機会が少なくなるため、ジュースよりもアレルギーを起こしにくくなると言われている。
・離乳早期の生の果汁摂取は避け、およそ生後8ヶ月以後に季節の国産果物を少量、味わう程度に、皮をむいて、なるべく形のあるままで与える程度でよい。
※アレルギー専門の子どもクリニックより。
・アメリカ小児科学会では、完全母乳であれば、1歳までは母乳だけでも栄養的には全く問題がないという宣言が出ている。
※ただし、母乳の場合は親が食生活に気を配ることが大切。
・子どもの飲み物は水かカフェインフリーのお茶が一番!
※カロリーのある飲み物(牛乳、ジュース、スポーツ飲料)を摂取すると、おなかが膨れてしまう。
そのため、食事がきちんと食べられなくなると同時に、余計に喉が渇き悪循環になりやすくなる。
しかも、アレルギーの引き金になることもある。
いかがでしたでしょうか?
“食育”という点においても、食材をそのまま味わい、食感や1つひとつの味を知ることはとても大切なことです。
繊細な味がわかるようになり、体にも良いからです。
“簡単だから”と、ジュースにばかり頼ることなく、なるべく食材本来の姿や味を教えてあげて下さいね!
Category 食育 2015.02.28