おはようございます。
乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真の”グローバル脳”と”ココロ力”を育てる専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
先日、電車の中でこんなご婦人方の会話を耳にしました。
「子どもが大学生になったの。
大学生にもなると、もう親はいらないんだなって本当に実感する。
自分はいらなくなったんだなと思うと、とても寂しいわ。」
子どもが自立するにつれて、親の役目はだんだんと少なくなっていくようで、寂しさを感じることがあるのは良く分かります。
今は少子化ということもあり、一人っ子という家庭も多く、その分、自分の子どもにかける親の意気込みたるや、ものすごいものがあるなと感じています。
子育てにおいては、”子どもとの距離感”を間違うと、お互いにとってデメリットになることに・・・。
子どもとの適切な距離感ってどれくらいだと思いますか?
私が考える、子どもとの距離は、『0から70へ』というもの。
子どもが赤ちゃんの時は、100%手と目をかけてあげる=親と子どもの距離は0距離です。
その割合を、子どもが成長するにつれ、だんだんと広げていくのです。
最初は100%手と目をかけていたものが、80%になり、50%になっていく。
すると、子どもとの距離もだんだん0から30、50・・・と広がっていく。
もちろん、勘違いして欲しくないのは、子どもへの愛情を減らせといっているわけではないということ。
いくつになっても離れていても、子どもへの愛情が薄れることなどないでしょう。
ただ、子どもが高校生、大学生、になり、成人し、社会人になっても、親が子どもとの距離をいつまでも離せないでいる(0距離でいようとする)と・・・
など、様々な問題が起こります。
子どもとの距離をしっかり保とうとするには、”自分の人生はいつまでも自分のもの”ということをきちんと把握していることが必要です。
これをきちんと理解していれば、子どもの人生と自分の人生を混同することがありません。
自分の身代わりのように、自分の欲求を押し付けることもなければ、必要以上に子どもの人生に口を出すこともありません。
つまり、”自分の人生”を把握しているということは、”子どもを一人の人間として”きちんと尊重していることになるのです。
子どもは親の分身ではありませんよね。
いつまでもかわいい自分の子どもではありますが、生まれたときから、一人の立派な人間なのです。
子どもには子どもの人生があり、あなたにはあなたの人生がある。
いつまでも子どもに100%の手と目と口をかけなくても、あなたの子どもはしっかり立派に育っていきますので大丈夫です。
子どもが成人し家を出た時に、『子ども喪失症(せかいく命名)』にならないよう、自分の人生を思い切り楽しむよう心がけてくださいね!
あなたの人生もいくつになっても可能性に満ち溢れているのですから。
子ども&あなたの可能性は無限大!
Category マナー . 専門家コラム . 親と子のコミュニケーション 2017.05.12