『いつになったらおねしょをしなくなるの?』
『また泣くの!?いい加減にしてよ~(涙)』
…とは子育て中の親御さんが1度は思ったことがあるのではないでしょうか。
実は夜泣き・おねしょは睡眠と深い関係があったのです!!
そもそもなぜ赤ちゃんはよく泣くのか?
それは、赤ちゃんはレム睡眠の時間が長いから。
レム睡眠とは体は眠っているのに脳は起きている、浅い眠りのこと。それに対し、ノンレム睡眠とは体も脳も眠っている状態のことです。
睡眠中はこの2種類が交互にやってきています。
赤ちゃんは一日の総睡眠時間(一日20時間)のうち50%が体は寝ていても脳は起きているレム睡眠の状態なのです!
だから少しの物音にも敏感に反応して起きてしまうのですね。
理由もなく泣いていときはこの反応が起きているのです。
また、夜泣きは生後7ヵ月頃から始まるといわれ、これはレム睡眠中におこる小さな筋肉の瞬間的な収縮運動(ビクッてなることです。)が過剰に起こり、覚醒してしまうのだと言われています。
睡眠が上手にとれるようになれば収まる、一時的なものだそうです。
そして、レム睡眠は2~3歳を境に急激に減少し、ノンレム睡眠が増えてきます。
ノンレム睡眠の時には尿をつくるホルモンも抑制され、膀胱にたまる尿の量も少なくなってきます。
そのため、子どもが4歳頃になり、熟睡できるようになると、夜間に作られる尿の量が減り、朝までトイレに行かなくても大丈夫になります。
そうなると、おねしょをしなくなったり、夜のオムツが必要なくなってくるのですね。
やはり、睡眠はいろんなところに関わってきているのです。
特におねしょ(夜のオムツ)は周りがみんな外しているから早く外さなきゃ!と焦ってしまいがち。
ある程度の年齢が過ぎてもなかなか外れない場合は、その子の睡眠の環境、状況を見直してみましょう。
親御さんが焦ってプレッシャーをかけたり、ストレスをかけたりすると、子どもは不安になり今まで大丈夫だった子も、おねしょをするようになります。
親御さんがどんっと構えて、ゆったりと子育てを楽しんでくださいね(*^^*)!
Category 専門家コラム 2015.01.15