この時期気になる『ささくれ』。
大人もそうですが、ささくれは子どもにも赤ちゃんにも出来るもの。
でも・・・なぜささくれが出来てしまうのかご存知ですか?
ただの乾燥だと思っていたら、実は意外なもののサインかもしれません。
いったいそれはなんでしょう?
目次
ささくれとは、手の爪の根元周辺の皮膚が、切ったり引っ張ったりしないのに、部分的に毛羽立ってしまった状態のことを言います。
手の爪の根元周辺の組織は、繊維の断面がむき出しになっているため、簡単にめくれやすくなっているのです。
ささくれの原因は水分や油分の不足だと思っている方が多いのですが、実は、栄養不足が原因でなることもあるのです!
空気が乾燥すると手の皮膚の水分や油分が奪われ、手指の皮膚が乾燥してしまいます。
これが原因で肌荒れをおこし、ささくれができてしまうのです。
また、幼稚園や保育園では工作などで紙を使用する機会が多いため、手の水分や油がとられやすく、ささくれになりやすいのです。
これは、手指を清潔にしたり、保湿したりすることで予防や改善に繋がります。
しかし!もし、栄養不足からのささくれであれば、手指のケアだけでは防げないのです。
好き嫌いがある子はこの時期気を付けた方がいいかもしれません。
特に皮膚の原料となるたんぱく質や、肌の健康には欠かせないビタミン類やミネラル類が不足すると、ささくれができやすくなるからです。
栄養不足は風邪を引きやすいなど、免役や健康面でもよいことはありません。
”手指のケアに気を遣っているのにささくれが出来ている!”という場合には、もしかしたら栄養不足のサインかもしれません。
たかがささくれ・・・と思うかもしれませんが、実はささくれから「ひょう疽(そ)」という病気に繋がることがあるのです。
健康な皮膚をはがしてしまうことで雑菌が入り、手指や足の指に細菌が感染して起こる病気です。
放置しておくと痛みが激しくなり、赤くはれてきます。指しゃぶりで指が湿りがちな乳幼児にも多くみられます。
ささくれが出来ているとどうしても気になって無理やり引っ張ってしまいがち。
そこからひょう疽になってしまったら大変です。
健康の指針の1つとしても、ぜひ子どものささくれに気を付けてあげてくださいね。
子ども&貴方の可能性は無限大!