昨日はお手伝いが育む、子どもの生きる力についてお伝えしました。(→「”お手伝い”が子どもの”生きる力”を育てる3つの理由とは?」)
今日は、子どものお手伝いに関して、親が気を付けたい3つのポイントをお伝えします。
けれど、ただ「お手伝いをして!」というだけでは子どもたちは行ってくれません。
子どもにお手伝いの習慣をつけ、生きる力を身に付けてもらうにはどうしたらよいのでしょうか?
お風呂掃除でも、皿洗いでもなんでも構いません。(ただし、毎日必ず行うものが好ましい。)
「これはこの子に任せても大丈夫!」と思えるものを1つは作りましょう。
任せられるまでにはたくさんの失敗もありますが、親御さんが「もういい!」とめげないようにしましょう。
基本的なやり方は教えますが、”その通りにやって”ということは伝えないようにしましょう。
子どもには子どもなりに考えた”やりやすい方法”があるもの。
細かく指示を出したり、「いつやるの!?」などとやきもきせず、子どもに任せましょう。
これは責任感にも繋がってきますよ。
これが1番難しいことだと思います。
しかし、子どもがやらなかったり、うまくいかない結果(まだ汚れてるなど)を出したとしても、親がやってしまったり、「だから言ったでしょ!」などと言わないように注意してください。
子どもはやり直されると自尊心が傷ついてしまいます。
例えどんな結果が出ても、「ありがとう」と感謝の気持ちを述べつつ、「こうやるともっと良くなるよ」とアドバイスをするつもりで接しましょう。
子どもたちは失敗してこそ学ぶのです。
やり直しが必要であれば、子どもに見つからないようにしてくださいね。
親も毎日が忙しいので、”子どもがやるよりは自分でやった方が早い!”と思う気持ちも良くわかります。
しかし、長期的に見れば、子どもが自分のことはなんでも自分でできるようになった方が良いとは思いませんか?
子どもが慣れるまでは手間がかかるかもしれませんが、
”知らないうちにいつも誰かが手をだして処理をしてくれるから、自分では何もできない(=どうなってしまうかわからない)”
という大人にはなって欲しくはないことと思います。
実際、そのような子どもたちが増えているそうです。
子どもは幼少期の成長過程の中で、”自分でやりたい・お手伝いをしたい!”という時期が必ずきますので、その時期を見逃さずに、お手伝い=家事の基本を教えてあげて下さいね。
そしてそこから、子どもの生きる力を育みましょう!
Category マナー . 専門家コラム . 親と子のコミュニケーション 2015.10.23