さて、先日ご紹介した「中島 ばお」君が自ら選んだ『自宅学習』。
海外では日本ほど、珍しくなく、ポピュラーに行われているもので、『ホームスクーリング』と呼ばれています。
では、ホームスクーリングとは具体的にどんなことを行うのでしょうか?
目次
ホームスクーリングとは、その名の通り、自宅で学習を行うことです。
自宅で教科書などを使い、保護者や家庭教師などが教師役をつとめています。また、
・保護者監督のもとインターネットで在宅講座を受けるラーニング・アット・ホーム
・他のホームスクール生徒とともに講義を受けるアンブレラ・スクール
・子どもの自主性に任せて本人の学習する意欲・興味に従って教育を進めるアンスクーリング(ナチュラル・ラーニング)
などがあります。
交通機関が未発達だった近代以前は、裕福層でも子どもを一流の教育が受けられる学校に通わせることが難しく、また、そのような学校は寄宿舎制が大半だったために、子どもを学校に通わせずに家庭教師を付けて自宅で教育する裕福層が多かったことも背景にあります。
ただし、これらは海外の場合であって、日本では学校教育法の規定により「義務教育を家庭で行うことを認めていない」としているため、公には認められていない場合が大半のようです。
その理由は・・・
というのが多いようです。
特に、宗教の問題は大きいように感じます。
例えば、熱心なキリスト教徒は『進化論』を信じていません。なので、”進化論を教える学校には行かない”という理由もあるそうです。
ホームスクーリングを選択する理由は様々。
もちろん、学習するスタイルが、個人に合った方法を選べるのはいいことだと思います。
しかし、子どもの時期に集団や社会とのつながり・関わり方が身に付けられないという状況になるのは問題だと思います。
ホームスクーリングの良さも取り入れつつ、他者とのコミュニケーション能力も培えるように、工夫した学習をしていきたいですね!