おはようございます。
世界×教育で教育迷子から脱出し、子どもの真の才能を発掘し伸ばす!
あなたと子どものHappy Lifeをプロデュースする、教育迷子のコンサルタント、Masamiです。
9月に入り、今年も残りあと4ヶ月。
平成最後の夏と呼ばれた今年はとにかく暑かった!
35℃以上の猛暑日が続き、これから毎年こんなに暑いのか・・・と思うとうんざりする私です。
こんなに暑いとやはり心配なのが『熱中症』。
特に地面との距離が大人よりも近くなる子どもは熱中症になるリスクも高くなります。
今年はどんな対策をとっていたでしょうか。
9月に入り少し落ち着いたとはいえ、まだまだ気温30℃を越す日があるかと思いますので、今日は
「熱中症になるべくならない体づくりの方法」
をお伝えしていきます!
目次
熱中症になりやすいかどうかは、実は2歳半までに決まっているというのはご存知ですか?
(出典:林先生が驚く初耳学)
その理由は・・・「能動汗腺」の数がその時期に決まってくるからです。
能動汗腺とはその名のとおり、汗をかくためのもの。
この汗腺が少ないと、体の熱を汗として体外に排出することが難しくなるので、熱中症になりやすくなってしまうのです!
日本人の平均汗腺の数は約230万個と言われています。
しかし、ある環境で育った熱中症になりやすい子は汗腺の数が約150万個しかないのです!
230万個と150万個。その差はなんと80万個!
80万個も違うなんて、この差はとても大きいですよね。
ではなぜこのような差が出てしまうのかというと・・・
「乳幼児期にクーラーの環境にどのくらいいたか」
ということが関わってくるのだそうです。
実際に2歳半までに長時間クーラーを使用する環境で育った子は、
汗をかく機会が乏しい
↓
汗腺が発達せず、汗腺の数が少なくなる
↓
汗をかいて体温調節することが難しくなる
↓
熱中症になりやすくなる
という循環が出来上がりやすいのだそうです!
実際に、
「クーラーがあるのが当たり前になっている現代の子は、ほとんどが汗腺が少なく、熱中症になりやすい体質だ」
という研究結果も出ています。
そうはいっても、猛暑日が当たり前のようになってきた現代において、クーラーなく過ごすことなんて難しい!
それこそ、熱中症になってしまいます。
特に赤ちゃんがいると気温には敏感にならざるを得ないですよね。
では熱中症になりにくい体をつくることにおいて、乳幼児の子どもたちにとってはどのような環境が一番いいのでしょう。
それは・・・『しっとり汗をかく環境』
です。
例えば、
・クーラーの温度は27℃前後で少し窓を開けて外気も混ぜる
・比較的気温の低い朝、夕方どちらか1時間くらいはクーラーを切って過ごす
など、”しっとりと汗をかける環境”にしてあげましょう。
※ただし、これらはその日の気温や体感温度に合わせて行ってください。35℃以上の猛暑日に無理して行うのは絶対にやめてください。
最近では猛暑日や熱中症の恐怖から、子どもが汗をかくことを極端に怖がって避けているような親御さんもよく見かけます。
汗をかく=すぐ熱中症になる!いけないことだ!
と思い込み過ぎていませんか?
もちろん十分に注意しなくてはいけないことは間違いありませんが、2歳半までに能動汗腺をきちんと発達させないと、かえって熱中症になるリスクを高めてしまいかねません。
汗をかくには絶対に屋外にいかなきゃいけない!・・・わけではありません。
前述したように室内の温度を調節してあげるだけでも、子どもは上手に汗をかくことが出来ます。
子どもが汗をかくことを怖がらず、しっとり汗をかく機会をぜひ作ってあげてください。
それが熱中症にならない体づくりの基本なのです。
そして汗をかいた後はもちろん、日頃の水分補給もしっかりすることを忘れずに!
水分補給にしても、ただ冷たいものを飲ませればよいかというとそうではありません。
子どもの水分補給に適したスーパードリンク。
それは、麦茶なのです!
暑い時期の水分補給というと、イメージしやすいのがポカリスエットやアクエリアスなどの清涼飲料水ですよね。
もちろん、脱水症状が起きているなど体調の悪い時には有効ですが、日頃から水分補給として清涼飲料水をとるのはあまりオススメできません。
なぜなら糖分が多く含まれているから。
ポカリスエットの糖分は、ペットボトル1本(500ml)の中に33.5g含まれており、その量スティックシュガーなんと11本分!
糖分が高いものを飲むと余計にのどが渇いてしまう・・・という悪循環も発生しやすくなります。
そこでオススメなのが麦茶なのです!
汗をかいた時に失われてしまうのがミネラル。
ミネラルは人間が体内で作り出せる栄養素ではありませんので、汗をかいたらミネラルを補うようにしなくてはなりません。
そのミネラルを補給してくれるのが麦茶です。
麦茶には糖分もカフェインも含まれていませんので、しっとり汗をかいたあとはもちろん、日頃の水分補給にはぴったりです!
ただし、麦茶の冷やしすぎは胃腸機能低下のもとになり、夏風邪の原因に。
作った麦茶は冷やしすぎないように注意し、子どもがいつでも飲めるようにしておきましょう。
※以前勤めていた幼稚園でも、夏場はいつも麦茶をやかんで沸かして、クーラーのきいた教室に置き、子どもたちがいつでも飲めるようにしていました。
ここでちょっと豆知識。
日本も暑い夏がありますが、世界にはもっと暑い国もあります。
そんな国の人たちはどんな熱中症対策をしているのか?
プチ情報をお届けします!
これを言われては・・・という部分もありますが、やはり慣れていると違うようです。
日本でも、室内と室外との気温差が熱中症に影響するともいわれていますので、前述したように、”しっとり汗”のかけるくらいの室温に出来ると良いですね。
また、暑い日には暑い飲み物や食べ物を取って汗をかき、体の熱を放出させて体温を下げるということも行っているそうです。
日本でもメジャーな対策は世界でも行われていたのですね!
これは日本人にとってとても大事な対策かもしれません。
「無理をしない」というのは、「暑いなか、外に出ない」ということもそのひとつ。
暑い国の人は日中外出を控えたり、昼寝をしたりするなど、のんびりしている印象があります。
日本人からすると非常に時間にルーズだと感じ、時には「怠けているな」と感じることもあるかもしれません。
しかし、暑い国を生き抜くにはそのような考え方こそ命取り。
暑い国の人は決して暑さを甘く見ず、昔からどのように動けば暑さにやられないかを熟知しているからこその「怠け」なのです。
対する日本人は生真面目で我慢強い性質。
四季があるのに、年がら年中「同じこと」を「同じように」こなせると思っているところがあります。
そのため、いきなり暑くなったときに体も行動も追いつかず、熱中症になってしまうのではないでしょうか。
『無理をせずに動くこと』を意識して過ごしましょう。
熱中症対策の基本は、
・暑いところ、炎天下に長時間いない
・水分や塩分をこまめにとる
・よく寝てきちんと食べるなど規則正しい生活を心がける
こと。
これは暑い国の人たちも同じ。
それ以外にカギとなるのが実は「南国の野菜・果物」なのです!
代表的なものはスイカ、メロン、なし、キウイフルーツ、パイナップル、アボカド、バナナ、ライチ、パパイヤ、マンゴーといったもの。
これらは体を冷やすとして知られ、暑い国では年中これらを食べて体温の上がりすぎを防ぐほか、ビタミンやミネラル、水分補給もおこなっているようです。
暑い日には積極的に取ってみてくださいね!
年々暑さが増している(ような気がする)日本。
今、いかに熱中症にならないために対策をするかということは、命を守るという上でもとても大切な課題です。
小学校でもクーラーを教室につける、夏休みをずらす、延長するなどの対策案も出ているようですが、まずは
・なるべく熱中症にならない体づくりーしっとり汗かき対策
・スーパードリンク麦茶で日頃からこまめに水分補給
・暑い国の人たちを見習って頑張りすぎない
を心がけて、熱中症になりにくい体をつくってあげてくださいね!
子どもの才能や可能性を伸ばすためにも、健康な体は欠かせないのですから。
子ども&あなたの可能性は無限大!
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