おはようございます。
世界を舞台にココロが震える本物体験を提供し、『子どもの真の才能を発掘する』、才能発掘ハンターMasamiです。
今年のGWはいかがお過ごしでしたか?
私は新しいイベントの企画やら打ち合わせやらでちょこちょこと仕事をしつつものんびり過ごしていました。
そして、新しく面白い本にも出会いましたよ!
グローバル化社会を生きる子どもたちを育てるための、良い判断材料になる本でした。
目次
その本とは、西村・プペ・カリン氏の著書、
「フランス人ママ記者、東京で子育てする」
です。
2015年に書かれた本ですが、Book offで運命の出会いをしました!(GW中、20%割引をやっていたのです。)
今、グローバル化社会が益々進んでいく中で、
・子ども達に英語を身につけさせなくては!
と思ったり、
・日本より海外(特に欧米)の方が優れている!
と感じている人が増えているように思います。
個人的には”ある種の強迫観念が働いているのでは?”と思わざるを得ないくらい、海外への憧れや英語への憧れが強まっていると感じています。
けれどこの本には、2018年現在の私達が知っておくべきことがたくさん詰まっています。
それはつまり・・・日本だってすばらしい国だということです!
「日本はすばらしい国!」
というと、なんだか変なひとだな・・・とおもわれがちですが、そうではありません。
グローバルで活躍している人たちは、多かれ少なかれ愛国心を持ち、自分は○○人であるということに誇りを持っています。
だからこそ、彼らは堂々と世界に出て行くことが出来るのです。
けれど、日本人は自国をすばらしい!と思うことって少ないですよね。
それは謙虚さもありますが、前述したように欧米への憧れ(もはや幻想?)が強すぎるからかもしれません。
この著書の中でカリンさんは、そんな日本の欧米信仰を変えてくれるような事実をたくさん教えてくれています。
例えば・・・
・妊娠中不安や心配に見舞われたのは、母国であるフランスに数週間帰った時である
・パリにもあるバス内ベビーカー論争
・メトロには赤ちゃん連れで乗れない
・専業主婦になりたくてもなれないフランス人(フランスでは専業主婦の立場が弱いため、子どもと一緒にいたくても働かざるを得ない)
・パリではオムツ替えをする場所がない
などです。
もちろん、日本の良い面だけではなく、フランス人ママからの視点で、ここがおかしい、もっとこうしたらいいという意見もあります。
フランスと日本、どちらが優れているかということを決めるものではなく、お互いのマイナス面、プラス面をママの立場から捉えているのがとても面白く、「日本だってフランスに負けていないんだ!」と日本を見直せる一冊になっています。
「どうしてフランスではなく、日本で子どもを産み、日本の教育をさせているのか?」
この質問はカリンさん自身もたくさん言われてきたそうです。
この質問に対するカリンさんの答えはいつも同じ。
要約すると、
「私達夫婦が日本に住んでいるから。
日本にいる限り、子どもは日本の教育を受けたほうが良いと考えているから。」
です。
これは、カリンさんが子育てをする上でブレない軸をしっかりと持っている証。
今の親御さんたちの中には、英語をやらせておけば間違いない!と感じている人が実に多いのですが、それだけではグローバルで活躍できるようにはなりません。
いかに”親がしっかりと自分の軸を持って子育てをするか”が重要になってくるのです。
(→自分軸をどうやってつくればいいのか、自分軸のつくり方はこちら!)
そして、自分軸を持つためには、いろんな価値観や考え方を知っていることが大切。
ぜひこの本で、価値観をまた一歩深めてみませんか?
子ども&あなたの可能性は無限大!
※こちらの記事も参考に~!→「フランス人ママ記者も感動 日本は育児しやすかった!?」
Category 世界の文化 . 専門家コラム . 真のグローバル人の育て方 . 絵本・書籍紹介 2018.05.09