おはようございます。
世界を舞台にココロが震える本物体験を提供し、『あなたと世界をつなげる専門家』、教育ドクターのMasamiです。
「子どもは褒めて育てろ」
というような類の本がありますよね。
「それらを読んだすぐ後には
”そうよね、褒めてあげなくちゃ!”
と思い、褒めよう、褒めようとするのですが、結局怒ってしまうんですよね・・・」
こんなお話もよくいただきます。
では、質問です。
あなたは”褒める”の持つパワーを本当に理解して使っていますか?
目次
褒めるというのは、子どもたちにとってはもちろん、大人にとってもすごいパワーをもたらします。
先日公開された私がパーソナリティーを務める『イリスミュージックアワー、世界へきっかけクリエイト』にゲストでお越しいただきました、
NYのラジオにも出演したことのあるバンド、Garakのボーカル、MOO(ムー)さんが、”褒める”の持つパワーについて、とっても素敵なエピソードをご紹介してくれました。
「自分が音楽をこれまで続けてくることが出来た根底には、子どもの頃に歌を褒められた経験があるから。
歌だけは親も周りの大人も褒めてくれた。
褒められたくて大会に出場していたくらい。」
”褒める”ということは、子どもに道を決めさせるきっかけにもなるくらい、強いパワーがあるということ。
そして、心からすごい!と思って褒めることは、子どものココロに響くということです。
MOOさんの場合、「歌だけは褒めてくれた」というように、ご両親や周囲の大人は、MOOさんの歌が”本当にすごい!”という心からの賛辞を送っていることが分かります。
ところが・・・
”じゃあ褒めればいいのよね!?”
となんでもかんでも褒めればいいのかといえば・・・
実はそうでもないものです。
あなたも上司や周りの大人に、大したことないのに褒められると、その人のことを胡散臭く感じたことはありませんか?
子どもだってその胡散臭さは感じます。
なんでもかんでも褒められると、
・本当に自分のことを見てくれているのか?
・なんでも褒めらるなら努力しなくていいや
と思ってしまうのです。
褒めるということは、使いすぎても使わなすぎてもダメ。
”褒めなくちゃ、褒めなくちゃ・・・!”
と思ってやる”褒める”には、本来のパワーがありません。
子どものココロには”本物”しか通じません。
誰もが持っている”これはすごい!”というところを見逃さず、しっかり褒めてあげてくださいね。
それが子どもたちの自尊感情を高め、ぐんぐん育てていくのですから。
(もちろん、大人の方に対しても同じです!)
子ども&あなたの可能性は無限大!
Category マナー . 専門家コラム . 親と子のコミュニケーション 2017.10.12