おはようございます。
乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真の”グローバル脳”と”ココロ力”を育てる専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
先週末は子育て相談を実施致しました。
そこで、「4歳になる子どもがお菓子を欲しがってしかたがない。どうしたらいいのか?」という相談を受けました。
あなたのお子さんはいつもお菓子をどれだけ食べていますか?
目次
相談者の方に、具体的にどれくらいのお菓子を欲しがって、食べているのか聞いてみたところ・・・
「小さい一口サイズのゼリー3つ」と回答が返ってきました。
他には?と尋ねると、
「飴は一日に1個と決めています。
けれど祖父母の家に行くと1個以上食べてしまいます。
一緒に買い物に行くとご褒美として1個おやつを買っていいことにしているのもお菓子を欲しがる要因だと思うのです。」
とのこと。
詳しく聞くと、どうやら相談者の方に、お菓子=砂糖に対する恐怖があるようでした。
相談者の方が何を恐れているのか探っていくと、”お菓子(砂糖)の食べ過ぎによって、自分を抑えられない大人になるのではないか”ということを恐れているのが分かりました。
確かに、体は食べたもので出来ていますし、ココロや脳、性格にも影響してくることもあるでしょう。
それは否定しません。
しかし、ココロや脳は100%食べたものによって決まるのかというと・・・私はそうは思いません。
ココロや脳は、食べたものだけではなく、親や友達、先生や社会とのコミュニケーション、自分の周りの環境、体験した経験によって成長し、育っていくのです。
砂糖をまったく取らなかったからといって、完璧な人間になれるわけではありません。
逆に、砂糖を取ったからといって悪い人間になるわけではないのです。
もちろん、健康的な食事をした方が良いに決まっています。
しかし、”砂糖は危険だ!”という情報を信じすぎて、ちょっとの砂糖も受け入れられなくなってしまうのは、親も子も、人間の楽しみの1つである食事を楽しめなくなってしまい、辛くなってしまうだけです。
知識を持つのは大切なこと。
それを、ストレスなく実践できるところから取り入れていけばいいのです。
過去記事:「食育に疲れてしまった親たちへ。”本当の食育”とは何か?」
そして、大切なのは親が”砂糖をとって欲しくないから”とあれもこれもダメダメ!と制限し、親の理想を押し付けるのではなく、子どもが”なぜ砂糖の取り過ぎは良くないのか”ということを自分自身で学べるようにすることなのです。
小さい頃、親に食事を管理されてしまうと、一人で食事を選べるようになった時(例:一人暮らしなど)、押さえつけられていたタガが外れてしまい、不健康になってしまったという事例もあります。
親が願うのは、”いつまでも健康で元気でいてほしい”ということですよね。
そのためには、いつか必ずやってくる、子どもが食事を自ら選択する時に備えて、
・どんな食事をとると健康にパフォーマンスが良くなるのか
・どんなものを取り過ぎると不健康になってしまうのか
を子ども自身が気付き、学べるようにすることが必要なのです。
要するに、”子ども自身が食としっかり向き合えるようにする”ということです。
子どもの力を侮ってはいけません。
子どもでも、きちんと伝えればしっかり理解して、自ら選ばなくなってくれるのですから。
※その他にも、相談者の方にはそのご家庭やお子さんにあったアドバイスをさせていただき、「話を聞いて、腑に落ちた。すっきりした。相談して良かった!」と言っていただくことが出来ました。
いつまでも健康で活躍できる人間に育つよう、親子でしっかり食に向き合っていきましょうね!
子ども&あなたの可能性は無限大!