おはようございます。
乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもをプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
先週の金曜日からついに始まった『プレミアムフライデー』。
みなさんは早く仕事を切り上げることができたでしょうか?
「早く帰れるものなら早く帰りたい!」
とは誰もが感じるところ。
しかし、みんながみんな帰れるわけではないですよね。
それは幼児教育業界も同じことで・・・
目次
プレミアムフライデーの導入が検討されていた段階から、プレミアムフライデーに帰れる会社とそうでない会社に分かれていました。
業界により、分かれてしまうのはある程度予想はできていましたよね。
ずっと幼児教育業界に携わっている私はもちろん、”プレミアムフライデー”が幼児教育業界ではまったく通用しないというこしとは分かっていました。
もちろん、現場の先生も。
幼児教育業界がプレミアムフライデーを実施するためには、午前保育にするしかありません。
すべての企業、働いている人が毎月末の金曜日、子どもを午前中にお迎えにきてくれなくては実施できないのです。
しかし、それが実現するとはなかなか思えません。
そしてたとえ早く帰れたとしても、持ち帰って仕事をすることは間違いないでしょう。
また、幼児教育業界だけではなく、育児をしているすべての人には、”プレミアムフライデー”の恩恵はあまりないといってもいいでしょう。
そもそも専業主婦の方はずっと子どもと一緒にいます。
働くお母さんも、たとえ早く帰れたとしても、子どもを早く迎えに行って一緒に過ごすことでしょう。
もちろん、子どもと一緒に過ごすことは幸せでもありますが、大変なことでもあります。
政府がいうように、ショッピングを楽しんだり、レストランで美味しいものを食べたり、旅行にいったり・・・などということはたやすくできない環境の方が多いのです。
※もちろん、”旦那さんが早く帰ってきて子どもの面倒を見てくれる”というメリットは十分に得られる可能性はあります。
正直、プレミアムフライデーの恩恵を少しも受けられない幼児教育業界からすれば、それを導入することにより、他業種(早く帰れる企業)への「いいなぁ」という感情や憧れが増すだけです。
そして、ますます幼稚園教諭不足、保育士不足が増していくことに繋がってしまうのです。
今は多様な働き方が少しずつ普及し、認められている時代。
週休3日や週4日で正社員という働き方、家で仕事ができる在宅勤務制度などもあります。
しかし、幼稚園教諭や保育士はこのような働き方は出来ないことが多く、加えて長時間労働、いつまでたっても安い給与で働いていることが多いです。
いくら子どもが好きとはいっても、ボランティアではありません。
(少なくとも私は)『プロの仕事』として取り組んでいます。
もっと幼稚園教諭、保育士の多様な働き方や待遇改善をしていくことが、しいては未来を担う子どもたちの可能性をひらくことにも繋がるのです。
せかいくでは幼稚園教諭、保育士の待遇改善も行い、どんな業種のひとであっても、多様な働き方、自分のライフプランを実現していけるような社会にすることを目指します!
子ども&私たちの可能性は無限大!
Category 専門家コラム 2017.02.27