おはようございます。
乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもをプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
インターナショナルスクールで働いていると、日本のインターといえども実に様々なことが見えてきます。
それは、様々な国籍の先生たちとの関わりはもちろん、そこに通う”日本人の子どもたち”を見ても同じこと。
今回は私がインターで経験したことを通して、将来、自分の子どもにどんな風に活躍してほしいのか?を今一度考えてみてほしいと思います。
目次
インターナショナルスクールで働いていると、実に様々な方が訪ねてきます。
中には「働きたい!」といってくださる方もいます。
そして、そのような方はたいてい、海外で暮らしていた経験のある方。
”英語もできて、海外経験もあって、すばらしいじゃない!”
と思いますか?
もちろん、そのこと自体はすばらしいのですが・・・日本人としての誇りを持って世界で活躍する人を育てている私としては、”???”と感じる部分があります。
例えば、「時間にきっちりしているのが苦手で5分前行動が嫌だ」という、時間に対する考え方がちょっと違う方。
・・・これ、私にとっては???なのです。
日本人にとって、時間を守ることは大切なことです。
時間を守ろうとする意識があるからこそ、電車もどこの国よりも正確に動きますし、修理屋さんも指定した日時どおりにやってきてくれます。
仕事のアポイントでも、時間通り(もしくは約束の時間よりも前)に事が進められるようにすることができるのは、日本人の美徳でもあります。
多くの日本人は時間を守ることの大切さをわかっているからこそ、”10分前行動”を心がけているのではないでしょうか?
確かに、海外では日本ほど時間に細かくない国もあると思います。
しかし、日本に住む日本人として生きていく以上、日本の生活習慣や価値観を否定するのはちょっと違うのではないでしょうか?
海外での経験はとてもすばらしいものです。
良いところはもちろん、日本での生活にも取り入れるべきです。
しかし、「時間を守る、相手に迷惑をかけないよう準備する時間をとる」という”日本人の国民性”を丸ごと否定してしまうようでは、日本人でありながら、日本で活躍することは難しいでしょう。
(そしてインターナショナルスクールだからといって時間に細かくないだろうと思うのなら大間違いです。)
そして、そのような方は、世界で活躍することも難しいのだろうなと感じざるを得ません。
なぜなら、”こういうこともあるんだ。” ”こうすればいいんだな” などと、多様な考え方をすること、受け入れること、学ぶことが難しいからです。
”グローバルを勘違いしている”ともいえます。
日本人でありながら、日本人としての文化・価値観・習慣を忘れてしまうのはなんとも悲しいこと。
日本人であることを忘れた日本人が増えれば、日本という国がなくなってしまうことにも繋がります。
また、母国でのアイデンティティを忘れてしまっては、世界で自分のアイデンティティを確立し、活躍することも難しくなってしまいます。
これから多様な世界を生きていく子どもたちには、母国を忘れた”中途半端な大人”にはなってほしくないものです。
そのためには、大人がしっかりと母国について理解し、受け入れることが大切ですね!
子どもの可能性は無限大!
Category マナー . 専門家コラム . 真のグローバル人の育て方 2017.02.20