おはようございます。
乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもをプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
早期教育の問題に始まり、子育てにおいては様々な情報が飛び交っている現在。
”いったい何を信じたらいいのかわからない”という状況になってしまう場面もあるかと思います。
結果がすぐに見えないからこそ、”良い!”と聞くものはすべて試してみたくなってしまいますよね。
しかし!本当に乳幼児期の子どもに必要なのは、たった2つなのです。
今日はそのうちの1つをお伝えします!
本当にこの時期の子どもたちに必要なのは、”詰め込むこと”ではありません。
中には、”乳幼児の頭のなかは白紙のようなものなので、この時期により多くの知識を与えることが大切だ”と考える親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、そうともいえないのです。
確かに、子どもたちの学習能力には驚かされることも多くあります。
しかし、米誌「ニューズウィーク」で「世界でもっとも優れた10の学校」の1つに選ばれたことのあるイタリアのレッジョ・エミリアの教育者キアラ・スパジアリ氏は、「幼児の頭は決して白紙ではなく、無限に知識を詰め込む入れ物ではない」と主張されています。
レッジョ・エミリア式が重要視するのは、『自由』。
なぜなら、”決める自由や動く自由”を与えられることによって、子どもは好きなものを使い、脳をフルに活用しながら知識を深めることができるからです。
ジェラ研究所の所長で精神分析医でもあるヴェラ・イアコネリア氏は、
「乳幼児期にiPadやコンピュータといった特別なツールを使う必要も、専門的知識や技術を教える必要もない。
既製の玩具を使って遊ぶより、定規とペンを使って飛行機を作るほうがずっとこどもの脳と想像力を刺激するからだ。
大人の役目は、ただ子どもたちが自由に遊び学べるよう、彼らの安全を確保することだけだ。」
と言っていますが、まさにその通り!
私は遊びを主体にし、遊びを通して学ぶという教育カリキュラムの幼稚園と、いわゆる”お勉強系”の園を経験してきていますが、遊びを主体とした園の子どもたちの方が、想像力やコミュニケーション能力が高く、自分で生きていく力を身に付けているように感じました。
既に出来上がっているおもちゃだけではなく、プラスチックやトイレットペーパーロール、歯ブラシが入っていた細長い箱・・・などなどの廃品から、子どもたちは実に様々なものを自分たちで考えて創りだしています。
普段、なかなか手に入らない、レアもの(!?)の廃品を見つけた時の子どもたちの目の輝きようといったら・・・!
まるで宝物を探して見つけ出したかのようです。
そこから、友だちとイメージを共有して遊んだり、話し合いをしながら進めたり・・・と、遊びの中で、自然と社会性を学んでいます。
乳幼児期に大切なのは、この学びをたくさんすること。
そのためには、子どもたちが『自由に(自分の考えで)過ごす』というのは、とても重要なことなのです。
では、子どもに必要なもう1つとは・・・?
それはまた明日、お伝えします。
お楽しみに!
Category 専門家コラム . 発達 . 親と子のコミュニケーション 2016.10.11