きたる2016年度、学習指導要領改訂時に導入され、2020年度には全面実施が予定されている『アクティブラーニング』。
このアクティブラーニングとはいったいどんなことをするのでしょうか?
今日はアクティブラーニングについてご紹介します。
目次
アクティブラーニングとは簡単に言うと、
「プレゼンテーションや体験型の学習などの、生徒自らが能動的に授業に参加できる学習の形態」
のことです。
これまでの日本の授業風景は、”先生が一方的に話して、生徒がそれを聞く”というスタイルが主流でした。
そうなると、話を聞くだけなので、どうしてもボーッとしたり、眠くなって寝てしまう・・・などということも起きますよね。
(私もそうでしたが・・・)
これは、授業が生徒にとって”受け身”の形態だからです。
これを打開すべく導入されるのが、アクティブラーニングというわけです。
ではなぜ今、このような動きが出てきたのでしょうか?
個人的な意見ではありますが、政府も『グローバル』というところに、だいぶ力を入れてきているからではないでしょうか?
もちろん、これまでの教育方針(コロコロ変わっていますが・・・)の経験をもとに、「やはり『体験』が子どもたちにとって大切だ」という気づきが出たのも要因の1つではあるでしょう。
しかし、世界の授業風景、特に学力やコミュニケーション力の高い国の授業風景を調べると、日本のように受け身の授業を行っているところは少ないのが現状です。
”外国語の習得”というだけではなく、アクティブラーニングのような、能動的に学べる=自分で体験し、学ぶことが楽しいと思える学習方法によって、さらに世界に通用するような人材の育成をするということが、求められてきているのです。
このアクティブラーニングの動きは実際にどのような授業風景になるのかは分かりませんが、個人的には大賛成です。
子どもは興味関心の集まりといっても過言ではないもの。
乳幼児期の頃には思う存分興味関心に向かって集中できたのに、学校に入ると途端に”受け身”をとらされる・・・
それでは、学習意欲の低下に繋がってしまっても仕方がないですよね。
授業に関しても、実際に試して、気づいて、自分で考えて、また試して・・・という工程があってこそ、学びとして自分の中に残るのではないでしょうか?
自ら考えて主体的に動くことは、グローバルに活躍するためにも大切なこと。
また、自分の力で考えることはもちろん、与えられた知識を活躍して解決する能力を育てることも重要です。
せかいくでは今後も、様々な本物の世界体験・遊びを通して、これらを育て、グローバルに活躍するための軸を築いていきます。
Category 専門家コラム . 真のグローバル人の育て方 2015.12.10