先日、お世話になっている方から、こんな興味深い記事をご紹介いただきました。
それが・・・『体育指導より「外遊び」の方が子どもの運動能力は高くなる』という記事です。
私は乳幼児期にはたくさん遊ぶこと、とりわけ外遊びをいっぱいすることを推奨してきていますが、この記事で確証(!?)を得ることが出来ました!
”体育専門の体育教師に教えてもらった方が、運動能力は伸びるのではないか?”
と思われている方にはぜひ読んでいただきたい記事です!
目次
確かに、こちらが意図的にやらせようとしても、子どものやる気が起きなければ意味がないですよね。
これは大人同士でも同じことが言えるので納得です。
「習い事」となると、どうしても説明をする時間、順番を待つ時間が発生します。
すると、必然的に実際に体を動かす時間が、自由に遊ぶ子どもたちより短くなることに・・・
習い事として、定められた運動を繰り返すよりも、好き勝手に鬼ごっこ・木登り・鉄棒・ジャングルジム・砂場遊び・秘密基地作りetc.をしている方が、多くの種類の動きを経験できるのだそうです。
確かに、それらの遊びの中の子どもたちを見てみると、実に様々な動きをしているのがわかります。
これは私も初めての言葉で、”なるほど~!”と感心しました。
「スキャモンの発達・発育曲線」というのは、人体の発達・発育のスピードは均一ではなく、機能・部位によってペースが違うことを示した曲線なのだそうです。
これによると、就学前の時期は「神経系型」の発達が急激に進む時期なのだとか。
私なりに解釈をすると、脳と体が動きを一致させる時期・こんな風に指令を出すと、こう動くよ!などと模索している時期なのだということです。
この時期は、体が様々な動きを習得するのに最も効果が上がるタイミング!
だからこそ、形の定まっていない自由な遊びこそが、最適だというわけです。
一方で、筋肉や骨格などの「一般型」は、少し遅れて中高生の時期に大きく伸びる時期を迎えるのだそうです。
特定の動きを強くしたり速くしたりするための繰り返しトレーニングは、もう少し後の時期に取り組むのが効果的だということです。
いかがでしたか?
この記事を書いたのはサッカーの指導をしている方だそうで、運動の面からわかりやすく、子どもの成長を教えてくれたと感じました。
東京学芸大学名誉教授・杉原隆氏の調査からも、
『積極的に体育指導を取り入れている幼稚園・保育園よりも、自由に遊ばせている園の子どもの方が、運動能力が高い』
という裏付けもとっており、信ぴょう性がありますよね!
もちろん、体育や体操教室を否定するわけではありませんが、外遊びのもたらす力を今一度、見直してみませんか?
運動能力だけではなく、心も育ててくれる『外遊び』。
これから寒くなりますが、寒さに負けずに元気に遊んでくださいね!
※記事の全容はこちら!↓
『体育指導より「外遊び」のほうが子どもの運動能力は高くなる』