先日、テレビの番組で、『日本の平均年収400万で、世界ではどんな生活ができるのか?』というものをやっていました。
世界には日本よりも物価が安い国もあり、国が違えば当然同じ年収でも違う暮らしができます。
実際400万でどんな生活ができるのか、興味深く思い、番組を見ることにしました。
目次
バリ島の平均年収は約25~7万円。
月収は約2万円が平均的です。
それを考えると、年収400万とは相当なお金持ちになります。
番組で取材をしていた方は、宿泊施設経営者の方でした。
バリでは物価が安いので、食費なども日本に比べればとても安い。
”外食をしても、500円もいかない”ということがほとんどで、しかもおいしい!
実に素敵な環境ですね。
さて、日本では、お金をたくさん稼いでいるという印象がある職業『医師』。
バリ島でもそうなのかと思いきや・・・月収はなんと10万円。
スポーツトレーナーの月収よりも低いのです!(スポーツトレーナーはジムの数自体が低いので、専門性のある人は希少なのだとか)
これは、医療保険などの関係で医師にかかるよりも、自分たちで市販薬を購入して治すことが多いため、(言い方は悪いですが)「儲からない」からだそうです。
”医師は儲かる”という職業の印象は国によって違うのには驚きました。
物価の高いイメージのヨーロッパ。とても400万で贅沢はできないだろうと思いきや・・・
チェコのプラハでは、日本の年収400万が700万に相当するようなのです!
チェコの平均月収は約9万円。平均年収は約108万円です。
ヨーロッパでこんな国があるなんて驚きでした!
さて、番組ではシングルマザーの取材をしていました。
そこで見えてきたのは『社会福祉の充実』。
子ども手当は月6万(様々な需給方法あり)、国立であれば小学校から大学まで無償、保育園の保育料は平均で1万円などなど・・・
日本とは違う福祉の姿を垣間見ることが出来ました。
そして、私が日本とは一番違うなと感じたところは・・・『親が楽しむ時間を設けている』というところです。
家族で別荘に行ったり、ベビーシッターに子どもを預けて趣味の習い事をしたり、レストランでゆっくりディナーをしたり・・・
実に上手に自分の時間を使っています。
日本では、子どもをベビーシッターに預けて自分の趣味に時間を使うことを良しとする風潮は、まだまだ低いと思います。
親になったら、”自分のことは二の次で、子どもに全神経を注いでいなくてはいけない”という思いが、どこかにあるのでしょう。
それでも良いと思う人もいれば、「いや、自分の時間も大切にしたい!」という方もいるはず。
しかし、日本ではなかなかオープンに自分の時間を使えないのが現状ではないか?と感じています。
親が楽しむ時間を設けることは、心がリフレッシュし、余裕をもった子育てをする上でも大切なことだと改めて思います。
年収400万という金額が、国によってこんなにも違うということを知り、また1つ学ぶことが出来た今回の番組。
なかなか経済の世界に興味は持てない私ですが、このような番組から世界の経済事情・社会福祉事情に触れることが出来るのはとても良いことだと感じます。
日本も、また”増税”する時期が迫ってきています。
番組の中でも言っていましたが、『増税をするなら、はっきりと成果を見せて欲しい』。本当にそう思います。
世界の事情を知って、改めて日本の経済や福祉の状況を考えていきたいですね。