という、衝撃的な本を読みました。
“あなたの子どもを狩りにくる”
というサブタイトルも、インパクトがありますよね。
これは、児童相談所で実際に行われていること、被害にあわれた方の証言を元に書かれています。
極端な例かもしれませんが、考えさせられるものがありました。
目次
この本のメインである内容は、”児童相談所による拉致・監禁が行われている”というもの。
にわかには信じがたい話ですが、実際に被害にあわれた方の話や、300件の反響が寄せられていることなどが記載されています。
・『子どもの味方』であるはずの児童相談所とはどんなところなのか?
・どんな権力・法律のもとに動いているのか?
・検察と警察を上回る権力を持っている!?
・なぜ、現在の児童虐待防止法、児童相談所では「本当の」虐待が防げないのか?
・予算を確保するために「一時保護」という名の拉致が行われている!?
・保護された子どもは大人に都合のよいようにクスリ漬けにされている!?
など、一部の例ではあるかもしれませんが、あまり知られていない児童相談所の姿を知ることが出来ました。
驚くべきことは、海外でも日本と同じようなことが行われているということです。
一度、『一時保護』をされてしまったら、それが間違いであったとしても、なんの調査もなく『虐待』だと決めつけられ、
子どもに会わせてもらえなくなる・・・
このようなことが普段の日常と隣合わせになっているなんて、驚きです。
ただ、海外では一部メディアで報道されていますが、日本ではメディアで報道すらされていない。
この事実はいかがなものかと感じます。
最初は私も”どういうことだろう?”と思っていましただ、読み進めていくうちに、「なるほど。その通りだ。」と感じることも
多く、憤りを感じる部分もありました。
特に今は、『虐待の疑いがあればすぐに通報を!』というメッセージが浸透しているため、ご近所関係がうまくいっていないこと、
乳幼児の騒音問題などから、事実がなくともすぐに、「虐待ではないか」と通報してしまう場合があるかもしれません。
つまり、”隣の赤ちゃんが泣いてうるさいから通報する”という現実があるかもしれないのです。
事実、現場でも、市の職員の方が、「虐待の疑いがあるので子どもの様子を見に来ました。」と園に子どもの姿を見に来たことが
何回かあります。しかも、園側(プロ)からすれば、決まって”そんなことはない!”というご家庭に。
ただ、今回、この本を読んで、子どもの様子を実際に見て、「大丈夫ですね」といって帰って行かれること、通報だけを鵜呑みに
せず、きちんと様子を見て判断してくれるということが、実に良い対応なのだなと感じました。
もちろん、これが一般的な対応であると思うのですが、それすら行わないところもあるのだと思うとぞっとします。
極端な例かもしれませんが、保育園自体が騒音問題を抱えている今、決して他人ごとではないのだと思わせてくれるこの本。
乳幼児だけではなく、思春期のお子さんがついついたウソから監禁されてしまったという例もあげられています
18歳未満のお子様がいるご家庭にはぜひ1度、読んでいただきたいと切に願います。
内容をうまく伝えられない私ですので、最後に目次を紹介して終わらせていただきたいと思います。
第1章 児童相談所で今、何が行われているか?
第2章 検証、児童虐待激増・凶悪化のウソ
第3章 児虐法がやりたい放題を可能にする
第4章 児童相談所に拉致された子どもたち
第5章 児童相談所の正体を暴く-児相をめぐる鼎談-
第6章 海外でも被害に遭い続ける子ども
第7章 児童相談所を監視しよう