さて、とても面白い記事を見つけました。
タイトルにある通り、先日紹介した9歳で学校に行かないという選択肢をした中島ばおくんの家庭教師をしている佐伯さんの記事です。
これは、高校1年生の息子さんのことで、佐伯さんのコーチングを受けた方の記事なのですが、とても興味深かったのでご紹介させていただきたいと思います。
目次
と、いうのがコーチングのテーマだったようです。
皆さんは、どのように思われますか?
私は、ゲーム自体は悪とは思いませんが、良いとも思っていません。
と、いうのも・・・親がやっているゲームの影響で、子どもが乱暴な言葉を使ったり、乱暴な行動をとったりして、コミュニケーションを上手くとれないということを実際に目にしてきているからです。
人間の基礎の部分を作る乳幼児期には、ゲームはなるべく遠ざけるべきというのが私の持論です。
あとは、私があまりゲームに向いていないこともあります。(笑)
もちろん、人並みにゲームはやってきました。
ファミコンも持っていたし、新しい機器が出ると買ってもらい、ポケモンもがっつりやっていました。
でも・・・一度攻略?するとすぐに飽きてしまうのです。またリセットして初めから行うことはありませんでした。
(よくわかりませんが、みなさん、そんなものなのでしょうか?)
そのうち、どんなゲームも”面白い”と感じることがなくなってしまい、小学生で早々にゲームは卒業しました(笑)
私はゲームよりも漫画の方が好きなのでした。
ちょっと話がそれてしまいましたね。
さて、乳幼児期にはゲームは避けた方がいいと思っているのですが、ゲームをやることでメリットもあると佐伯さんは言います。(もちろん、ある程度大きくなってからのことだと思いますが・・・ちなみに、佐伯さんは冒頭でも紹介したとおり、高校生の息子さんを持つ方に対して言葉を送っています。)
それは…
これが、ゲームをやる上での最大のメリットだと佐伯さんは言います。
「没頭する体験が無くなると、集中力が落ちるし、突き抜けることができなくなります。 」
この意見にはとても共感しました。
また、このようにも述べています。
「子どものやる事成すこと、制限してしまうと、一つずつ没頭する体験が削られちゃいます。
親が認められる没頭体験だけに絞っちゃうと、多くの場合、没頭体験は皆無になります。
だから、子どもが親が認められるような体験をするようにすることではなく、子どもがやっていることを親が認められるようになること、ですね。
変わらなければいけないのは、親です。」
と。
確かに、親の立場からすると、制限したくなる場面もあると思います。
けれど、子どもの自主性に任せることは、子どもがいくつになっても子育てには大切な要素なのです。
「けれども、子どものやっていることを否定する場合に、鉄則があります。
それは、親自身が同じレベルで体験しましたか??ということです。
親がやったことがない、親は何となく触ってみただけ。
こういう状態で、子どもを否定するのは早計だと僕は思うんです。
本当に、子どものやっていることを否定したり、制限したい場合は、その酸いも甘いも経験してからです。
例えば、ゲームを禁止したい時は、その楽しさや喜びと、その危険性は『体験してから』否定するんです。」
と、佐伯さん。
確かにその通りかもしれません。今は目まぐるしく変化するITの世界についていけないと感じている親御さんも多いのではないでしょうか?(そんな私も、IT音痴です。)
使い方も分からないのに、
“なんだかわからないけど、ずーっとやってる!危険!”
と結びつけてしまい、頭ごなしに否定してしまうのはちょっと問題かもしれません。
親子のコミュニケーションが上手く行かない原因にもなってしまいます。
親が実際に体験した話には、真剣に耳を傾けるのが子どもだと思います。
私も、“やったこともないのに、そんな風に言わないで!”と何度思ったことか…
『親も同じレベルまで体験してから話をする』
これが、大切なことなのですね。
佐伯さんは他にもゲームのメリットを具体的にあげています。
ゲームにはすぐに飽きてしまう私としては(!?)、共感できない部分もありますが、興味深かったので、ぜひ明日、紹介させていただきたいと思います!
Category 専門家コラム . 発達 . 親と子のコミュニケーション 2015.06.24