「子どもの声がうるさい!」「保育園などは騒音!」という声が昨今話題に上がってきていますね。
この話題、皆さんはどう思いますか?
確かに、子どもはよく泣き、動きまわり、時には大声をあげます。それが、保育園や幼稚園など、子どもが大勢いる場所となると、余計にボリュームは大きくなります。
だからといって、子どもが発する音は騒音になるのでしょうか?
もちろん、夜中に子どもがドタバタし始めたり、虐待が疑われるような泣き声がしたり…などということは別です。
なぜ、最近になってこれらの問題が出てきたのか…それはやはり、少子化や核家族化、孤族などの社会問題が影響しているからではないでしょうか。
・周りに子どもがいないことが当たり前になってしまった
・核家族化で様々な世代と交流する場が減り、お互いの理解が難しい、助け合えない
・周囲の人と交流(ご近所付き合い)が減り、相手を知らないため近所の人が出す音が“騒音”にしか聞こえない
などなど、多くの要因が絡まって、子どもたちに皺寄せが来てしまったのではないでしょうか。
この話題を聞くと、悲しい社会になってしまったな…と言わざるをえません。
子どもは私たちの未来です。
子どもは泣いて、動いて、世の中を知り、学びながら成長していきます。
また、私たちも昔は泣きわめく子ども時代が皆等しくありました。
どうかもう少し子どもたちに温かい目を向けてあげてほしいと思います。
せかいくでは、子どもたちが成長しやすい未来を皆さんと一緒に築いていきたいと思っています。
みんなが泣いている子どもに出会った時に、笑顔を向けられる素敵な世の中になりますように。
Category 専門家コラム 2015.04.20