さて、気が付くともう2月。少しずつ卒園式が近づいてきて、最後の思い出に『思い出遠足』などに行く機会が出てくるのではないでしょうか?また、春休みになれば家族で遠出をする機会もありますよね。そんな中、特定の方にとっては心配事が・・・それは“乗り物酔い”。
さて、そんな乗り物酔いとは子どもにもあるものなのでしょうか??
そもそも乗り物酔いとは乗り物の揺れ、特に急な加速や減速などの反復により、三半規管などが刺激を受け、自律神経を乱してしまうためにおきてしまうものです。
(頭の位置と、目から入る情報が混乱するため)
その結果、平衡感覚も崩れ、冷や汗や吐き気などの症状が表れてしまうのです。
乗り物酔いは平衡機能の発達に関係していますので、酔いにくい年齢と酔いやすい年齢があります。
一番酔いにくいのはまだ平衡機能が未熟な0~3歳までといわれています。
3歳以降、徐々に平衡機能が発達してくると、乗り物酔いの症状が表れ、小学生から中学生頃にピークを迎え、20歳以降は減少し、また40~50代になると増えるという傾向にあるそうです。
40~50代の乗り物酔いは、乳幼児とは違う原因が隠れていることが多いそうなので、きちんと病院に行って検査をすることが大切なのですね!
結論:0~3歳までの子どもはほとんど乗り物酔いをしない。3歳頃から徐々に症状が表れる子もいる。
乗り物酔いをしない子でも、寝不足、空腹、車中での読書やゲームなどの要因が合わさると85%以上の確率で酔いますので(大人も同じ)、遠出をする前日にはしっかりと睡眠をとり、途中で休憩をこまめに挟むようにしてくださいね!
Category 専門家コラム 2015.02.06