さて、食べる、出すのあとはお口の中のお話!今日からしばらくは“実は大事な子どもの歯”シリーズです。どうぞお付き合い下さい(*´∀`)
子どもの歯はご存じ、乳歯ですよね。
乳歯は4~ 5歳頃に抜けはじめて永久歯に変わります。
だからといって、『どうせ抜けるから虫歯はほっといても大丈夫!』
…なんて軽く考えていませんか??
実は、これは大間違い!乳歯の頃から歯は大切にしなくてはいけないのです。
そもそも子どもの歯はおよそ生後6ヵ月頃から生え始めますが、この歯はまだまだ未熟な状態です。
歯のエナメル質が薄くて弱いため、虫歯になりやすい状態なのです。
しっかりした歯に育てるためには唾液に含まれるミネラルをたっぷり与えてあげること。
歯の表面が汚れていると、ミネラルが吸収されません。
だからこそ、歯磨きはきちんとしてあげたいですね。
また、乳児の虫歯で意外に多い原因が、断乳の遅れなんだそうです!
ビックリですね。
永久歯は乳歯の根を道しるべにして生えてきます。
乳歯が虫歯の状態のままだと、永久歯が乳歯を異物だと感じ、別の場所に生えたり、曲がったりと、周囲の歯にも影響して歯並びや噛み合わせが悪くなります。
それだけではなく、乳歯の頃の虫歯が永久歯を弱くしてしまい、大人になっても虫歯になりやすい歯になってしまいます!
まさに、乳歯の健康が永久歯の運命を左右するのですね。
また、美しい歯並びにするためにはあごの骨が十分に発達していることも必要です。
甘いものや柔らかいものばかりではなく、噛みごたえのあるものも与えましょう。
乳歯の芽は妊娠約4ヵ月ごろからでき、永久歯の芽は生後3ヵ月ごろから既にできはじめています。
永久歯は子どものあごの中で成長しながら出番を待っています。
永久歯のことも考えながら、乳歯を大切にしていきたいですね。
次回はあごの骨を育て、噛む力をつけるには??です!
Category 専門家コラム 2015.01.30